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プロパイダーのトラブル(その1)

7/10の夕方から7/11の朝にかけ上海のインターネットの一部で問題が発生しました。
10日の夕方…プロパイダーAからプロパイダーBへ接続出来なくなりました。
調べたところ東京や中国南部などからは接続出来ます。上海地区だけのようです。

女性スタッフが、プロパイダーAへ問い合わせたところ…

女性スタッフ:プロパイダーAからプロパイダーBへ接続出来ません。

プロパイダーA:知らない。

女性スタッフ:ルーターのIPアドレスはxxxです。

プロパイダーA:知らない。

女性スタッフ:知らないって…おたくのルーターでしょ?

プロパイダーA:知らない。

今度はプロパイダーBへ問い合わせです。

女性スタッフ:プロパイダーAからプロパイダーBへ接続出来ません。

プロパイダーB:知っています。プロパイダーAからですね。

女性スタッフ:そうです。

プロパイダーB:他のお客からもクレームきてます。

女性スタッフ:対応できませんか?

プロパイダーB:プロパイダーAの問題ですから…

女性スタッフちょっと怒っています。でもまだ大丈夫(何がって…)

時刻は16:50…復旧する確立10%です。なぜかって…そろそろ仕事が終わる時間です。
しかも相手はプロパイダー様です。無理です。待つしかありません。
でも弊社へ問い合わせが殺到してます。

もう1度、プロパイダーAに電話です。今度は少しエライ人が電話にでました。

女性スタッフ:まだ復旧しません。ルーターのIPアドレスはxxxです。早くしてください。

プロパイダーA:そのルーターは弊社のではありません。子会社のルーターです。

女性スタッフ:大変困っています。こちらへ来て見てもらえませんか。

プロパイダーA:わかりました。でも何時になるかわかりません。

というように解決しそうに無いやり取りが…次号に続く。


■ あとがき

上海、暑いです。臭いです。空気が臭い…理解できますか?
犬のように敏感な臭覚をもつ私にはかなり辛い季節です。

中国で使用している携帯電話(その2)

「WindowsMobile5.0 smartphone」がOSである携帯電話の話し続編です。
前号では中国で売っていないと書きましたが…
中国でも売っていました。でも高いです。

前号までは中国での通話と無線LANでホームページがみれました。
ということで今回は日本語表示にチャレンジです。

GoogleでWindowsMobileを検索してみると日本語の情報もあります。
調べてわかったことはどうやらフォントファイルをコピーしてレジストリを
いじるということです。まずはレジストリを編集するソフトをダウンロードし
起動してみます。動きますでも…修正しても保存できません。
セキュリティーが…と表示されます。調べてみると携帯用のWindowsMobileは
ロックがかかっているようです。ということでロックを解除する方法を
Googleで検索したところ…中東あたりのヤバそうなホームページが
ヒットします。ロックの解除ってヤバイのでしょうか…
とりあえずツールを使ってレジストリのロック解除です。
無事にレジストリを修正することが出来ました。最後に再起動!
起動の途中でハングアップします。しばらく待っても…ダメです。
これってレジストリの修正が間違っているのでしょうか…かなり動揺しました。
どれくらい動揺したかと言うとサーバのRAIDディスクが全て壊れてしまった時
以上の動揺です。財務の女性にしばかれます。痛いのイヤです。
必死でGoogleで検索しました。調べること数時間..やっと初期化の方法が
わかりました。ハングアップした原因もわかりました。
レジストリの修正でフォント名が違っていました。WindowsMobile5.0から
レジストリのフォント名が変わったとのことです。
ようやく日本語表示が出来るようになりました。ついでに中国語も表示できます。
気がつけば朝の4時です久しぶりにハマッてしまいました。

ということでまとめると下記になります。

【悪い点】
・電池の持続時間が短い
・無線LANを使用したIP電話が使用できない(かもしれない)
・日本語入力できない(かもしれない)
・値段が高い
・日本語と中国語を表示させるための方法が複雑

【良い点】
・日本語と中国語が表示できる(入力はまだ…)
・WindowsMediaPlayerで音楽が聴ける(追加したメモリの容量は1GB)
・無線LANでインターネットがみえる(パケット代が不要)
・OutLookと同期出来る(住所録とスケジューラーが便利)
・軽くて小さい
・イジっていて楽しい

当初の携帯電話でIP電話という目標から脱線してしまいましたが、
これからもモバイル端末にハマっていきます。


■ あとがき

まだ上海から日本のメールサーバへ接続しずらい状況が続いています。
一時はGoogleもアクセス出来なくなっていました。
現在、弊社のホスティングサービスが大盛況です。

中国で使用している携帯電話(その1)

私が使用している携帯電話はWindowsが入っています。といっても…
PDAやノートPCではありません。本当の携帯電話です。

昔からPDAのような小型デバイスが大好きでPCのOutlookとPDAを同期して
持ち歩いています。これが中国では非常に便利です。
例えばお客様を訪問する時、中国語の住所が読めない場合、普通は紙に書いて
タクシー運転手に行き先を見せるのですが、PDAの場合はまず
Outlookのスケジューラーに予定を入れます。その時に住所も書きこんでおきます。
それからアラームもセットしておきます。すると…時間がくると音で知らせて
くれます。しかもPDAの画面にはスケジュールに書き込んた住所も表示されます。
それをタクシー運転手に見せればOKです。

私の専門はサーバーとネットワークですが、最近はサーバーでPBXが
構築出来る時代です。日本では昨年からモバイルセントレックスサービスが
話題になってます。モバイルセントレックス…携帯電話を使用したサービスです。
社内では無線LAN機能を使いIP電話、そして外では携帯電話という使い方です。
これを中国でも!ということでGoogleで検索してみると…あるではないですが、
携帯電話で無線LAN機能付きの物が…物欲指数120%です。
もうガマン出来ません。さっそく財務の女性におねだりしました。

私:携帯電話がほしいです。
財務:ダメ
私:IP電話が使える(かもしれない)
財務:それって仕事になるんでしょうね
私:なると思う
財務:「思う」じゃダメ
私:仕事になるからお願い
財務:出来なかったら…わかっているんでしょうね
私:ハイ、十分承知しております

という交渉を一ヶ月…ようやく認可されました。
私は小心者(だから小さい物が好き)ですので非常にプレッシャーです。

私がほしい携帯電話はOSが「WindowsMobile5.0 smartphone」です。
中国では売っていません。日本にもありません。外国から輸入しました。
注文から2週間…物が到着しました。普通の小さな携帯電話です。
中国のSIMカードを入れて普通に通話できます。無線LANでホームページもみれます。
ブラボーです。でも欠点が…日本語が表示されない。
PCで使っているOutlookと同期すると電話番号や英語の部分は表示できますが、
日本語の部分が「□□□」になってしまいます。

ということで続きは次号です。
はたして日本語表示は出来るのでしょうか。乞うご期待!


■ あとがき

上海は少し蒸し暑くなってきました。雨も降っています。
そろそろ梅雨でしょうか。

ADSLのトラブル(その2)

ひさしぶりの配信です。今回はADSLのトラブル…その2です。
お客様のネットワークで、ある日突然ネットワークが瞬間的に切断される
現象が頻繁に発生するようになりました。Firewallのログや
回線使用率などを常時監視しておりますがそれまでは異常ありませんでした。
まずはFirewallの故障を考えました。再度ログを調査しても異常ありません。
Firewallを交換しても解決しません。メモリの使用率が高かったので
ファームウェアのバクではないかと考えアップデートも試しましたが解決しません。
ということでお客様に回線業者を呼んでもらうことにしました。
回線業者が来る時間に私も現場へ行くことにしました。

まずは回線業者がノートPCをADSLモデムに直接接続してテストしてます。
もちろん答えは…問題ないです。(いつものことです)

弊社スタッフ:インターネットから大きなファイルをダウンロードすると
       急に遅くなります。

回線業者:普通です。

弊社スタッフ:でも、2000msという遅延は異常ではないですか?

回線業者:普通です。

このようなやり取りが30分ほど続きました。
インターネットへのアクセスが異常に遅くても…答えは問題ないです。
「接続されている = 問題ない」です。これだといくら説明しても時間の無駄です。
とりあえず回線業者がビル内の配線を変えてみるとのことでした。

問題が解決せずにお客様が困っています。回線が原因であることは
ほぼ間違いありません。でもこのまま帰るわけにも行きません。
何か対策しなければ…ということでウィルスチェックすることにしました。
ウィルスチェックサーバーはもちろん何重にもチェックしておりますし
弊社で監視もしているのでウィルスが無いという自信はありますが、
それを証明しなければ安心出来ません。

作業を開始したのが18:00、数十台のPCを1台ずつウィルスチェックです。
作業が終了したのが22:00頃、結果は…ウィルス「なし」です。
ブラボーです。弊社の仕事カンペキです。
でも回線の問題が解決していないのが心配です。

翌日の朝…まだ解決していません。
再度、お客様から回線業者に問い合わせて頂きました。
弊社でも引き続き調査です。夕方…なぜか正常に戻りました。

お客様と弊社との間では「回線業者が何かしたのだろう」という結論になりました。
これが中国です。


■ あとがき

ここ半年ほどアプリケーション開発にどっぷり浸かってます。
日本人が中国でアプリケーション開発…時代に逆行しています。

中国のデータセンター(その3)

今回は上海にあるデーターセンターについてです。
サーバーをオフィスからデーターセンターへ移設してから
そろそろ1年になります。今利用しているデーターセンターに不満が
あるわけではありませんが、お客様にサービスを提供しいるので
一瞬でもサービスが停止してしまうと信用を失います。
今でも分散はしてますが、さらに安定させるためということで
さらにバックアップのデーターセンターを模索することにしました。

日本の通信会社が上海でもデーターセンター事業を
展開されているようですので問い合わせてみました。3社に問い合わせて
回答があったのは1社です。同業者だからでしょうか…
弊社が小さ過ぎるので相手にしてくれないのでしょうか。
回答があった1社は大変対応がよかったです。しかし料金が…高い。
安心という付加価値を考えると高いわけではないと思いますが…

ここは自力で探すしかない…ということでデータセンター巡りを
することにしました。まずは一ヶ所目…立派なビルにあります。
でも…入り口のドアが木です。サーバーラックの有る部屋に入ると…
ラックが並んでいる先には窓があり外が見えました。
大変眺めが良いです。アレ?外が見えてていいのかな?と思いつつ見学。
データーセンターの営業の人が「このラックは…」と指差す方向には
ラックが20本ほど並んでおります。
「これは日本のホスティング企業のだよと説明してくれました。」
おっ!これはライバルですね(自分でそう思っているだけ)
ここは弊社的にはダメです。なぜかって…外が見えるから…という以前に
オペレーターに技術的な質問をしてもまともな回答がありません。

そして二ヶ所目…建物に到着。かなりヤバイです何がって…
外見がボロボロです。本当にここにデーターセンターがあるのかと
疑いつつ案内される…オペレーションルームには電源や空調の
モニター画面が並んでいます。それを監視するオペレーターは…
チャットしてます。(仕事かな?)サーバーラックの有る部屋に入ると…
区画毎に鉄格子で仕切られています。データーセンターの営業の人が
「ここの区画は日本企業のラックです。」と指差す方向には
ラックが数十本あるではないですか。さすが日本の通信業者です。
でもラックの中ガラガラでした。(これから埋まるのかな…)
ここは結構いいかも。ラックをチェックすると空調は問題なし
電源設備もラック毎に綺麗に配線してあります。
セキュリティーもOKです。でも建物が…大丈夫かな?

最後に三ヶ所目…ここは人気があり空きが無いとのことです。
でも見たいので見学することにしました。
サーバーラックの有る部屋に入ると…暑い。狭い。ぜんぜんダメです。
でも人気があるということはバックボーンが
良いとか何か利点があるのだと思います。

弊社にはポリシーがあります。お客様を増やし売上アップということは
それほど重要視していません。中国で安定したサービスの提供が目標です。
「中国で…」というところが非常に難しいです。


■ あとがき

たまにサーバーを見ながらニヤニヤしている自分に気がつく時、
これは職業病かなと思います。

サーバーでお困りでしたらお問い合わせください。

https://www.evolutionnetworks.net

中国でのウィルス・ワーム対策

今回は中国でのウィルス・ワーム対策についてです。
ウィルス対策ソフトをインストールするのは基本ですが、それだけでは
安心出来ません。パターンファイルがアップデートされていないと
ウィルス対策ソフトをインストールしている意味がありません。
パターンファイルや感染状況を集中管理するため企業では
ウィルス対策用のサーバーを導入しているところが多いと思われます。
また、WindowsUpdateを定期的に実行し対策する必要もあります。

中国ではどうでしょうか…基本的にウィルス対策ソフトはインストール
されているようですが、パタンファイルやWindowsがアップデータされて
いないことが多いような気がします。すべてがそうとは限りませんが…
弊社のお客様の環境では以前、ウィルス対策用のサーバーが導入されて
おりましたが、導入しただけで運用がまったくされておりませんでした。
私が最初に見た時にはハブのランプがものすごい勢いで点滅しており
たまにインターネットへ接続出来なくなっておりました。
現在は弊社が管理しており安定しております。
中国にはサーバーやネットワークをサービスしているIT企業が多数ありますが、
中小企業ではセキュリティー対策があまり重要視されていないようです。

昨年からワームやスパイボットという言葉を聞くことが増えました。
メールやホームページへアクセスしただけで感染します。
PCの対策だけではなくインターネットの接続口で対策する必要があります。
ホームページを見る時はWeb用のウィルスチェックサーバーを通すように
すれば感染する確立が低くなります。またサーバーを使うことにより
業務とは関係ないホームページへのアクセスを禁止したり
アクセス出来る時間を制限したりすることが出来業務効率の向上にもなります。

弊社ではウィルスチェックサーバーの導入をサービスしておりますが、
サーバーを導入するまでの規模で無い場合やサーバーを自社で管理出来ない
場合はお客様と弊社のネットワークを接続し弊社にあるサーバーで
ウィルスチェックするという方法で対策しております。

日本では個人情報保護法などで個人の情報が守られておりますが、
中国では個人情報は守られません。自分の情報は自分で守るがキホンです。


■ あとがき

そろそろ春節(旧正月)です。爆竹の季節到来です。
中国にあるPCから日本のメールサーバーへ接続出来ないという問い合わせが
増えております。それは…中国と海外を接続するインターネット経路の途中で
検疫が実施されているかもしれないからです。(あくまで予想)解決方法は…
「中国国内のメールサーバーを利用する」です。
↓こちらまでご相談ください。

support@evolutionnetworks.net

中国でのスパムメール対策

今回は中国でのスパムメール対策についてです。
スパムメール増えていませんか?最近は英語だけでなく秋くらいからは
日本語のスパムメールが増えてます。
「もうすぐクリスマス。相手をみつけなくっちゃー!」というメールです。
件名も工夫しておりいつも感心しております。

中国からスパムメールが、たくさん発信されているという話しを聞きますが、
今、中国のインターネットでは急激な勢いでサーバーが増えてます。
一部のホスティング業者がイケイケどんどんでスパムメール対策をせずに
メールサーバーを増やしているからだと予想しております。

弊社が利用しているデーターセンターをみるとラック一杯にサーバーを
詰め込み…配線ぐちゃぐぢゃ、ラックの扉開けっ放しという会社があります。
このような状況ではスパムメール対策しているとは思いません。(してるかも..)
もちろん綺麗に配線している業者もおります。弊社も美しく配線しています。

弊社ではスパムメール対策の機械を導入してチェックしているのですが、
それだけだと不十分です。なぜかと申しますと…
日本のメールサーバーで無条件に中国からのメールを拒否するメールサーバーが
あるからです。そのメールサーバーへ送ろうとして拒否されメールが滞留します。
そのようなメールは個別に対応しなければならず大変です。
中国の他のホスティング業者ではそこまでしていないと思います。

中国の大手ホステイング業者も対策をしていないわけではありません。
でもやり方が…ある日の出来事。いつものようにメールサーバーのメール配信状況を
監視しておりました。すると…中国で有名なポータルサイトでサービスしている
フリーメール宛のメールが配信エラーになっております。
メール配信の記録を見ると….拒否されております…よ~く見ると
ホームページアドレスが書いてあります。ホームページへアクセスしてみると
下記のようなメッセージが表示されます。

あなたのサーバーのIPアドレスはxxxのスパム対策システムにより拒否されました。
もしあなたのメールサーバーがスパムメールを送っていないもしくはスパム業者に
利用されていないのであればメールに必要事項を記入し「xxx@xxx.com」まで
お送ってださい。

「はぁ~」それを見た私はしばらく思考が停止しました。
これってもしかして送り先のスパムメール対策システムに送り側メールサーバーの
IPアドレスを登録しなければ受け付けてくれないってことでしょうか…
あたりです。これぞ究極のスパムメール対策です。かなり強引です。
大きいものが強い…中国でのキホンです。


■ あとがき

中国でのスパムメール対策はいかがでしたでしょうか?
中国から日本へメールが届かずお悩みでしたらご相談ください。
無料でメールアドレスを発行し一ヶ月間お試し頂けます。
それから弊社のホスティングサービスをご検討ください。

オープンソースでシステム開発

今回はシステム開発についてです。
弊社はサーバーやネットワークがメインで開発はやっていなかったのですが、
お客様からのご要望でシステムを開発することになりました。

思い起こせば故郷から「プログラマーになるんだ!」と東京へ出てきて
十数年…なぜか今は上海でサーバー、ネットワークの仕事してます。

今回の開発はすべてオープンソースで開発しました。
オープンソースとは簡単に言えば無料のソフトウェアです。とはいっても色々な
ライセンス方式で公開されいます。無料ですので当然サポートや保障はありません。
すべて自己責任で…ということになります。

私はこの仕事を始めたころからOSのカーネルとアプリケーションは
ソースコード(プログラム)をダウンロードしコンパイルして使うという方法で
やってきましたが….技術者によってはオープンソースを非常に嫌う人がいます。

以前勤めていた会社で他社の技術者との会話です。

技術者:インターネット関連のサーバーでOSは何使っているの?

私:Linuxです。

技術者:ダメダメ

私:なぜですか?

技術者:サポートないから

私:何がおすすめですか?

技術者:商用OS

私:予算が限られている場合はどうすればいいですか?

技術者:…Linuxダメダメ!

確かに企業で使う場合条件によっては商用のOSとアプリケーションが適しています。
昔、WindowsNT4.0を使っていたころサーバーのモニター画面が急に真っ青になって
停止した時、私の顔も真っ青になったのを覚えています。
画面に表示されている英語と呪文のような英数字が羅列されているのを見ていくと
一番下に英語で「管理者に連絡してください」と書いているではないですか。
すかさず管理者に連絡しようと電話をとったのですがよく考えてみれば…
自分だろうと気がつきました。ひとりでボケとツッコミやってました。

でも今のWindowsはブルー画面で停止するようなことは滅多になくなりました。
オープンソースにはない便利な機能もあるので今はお客様のネットワークに
サーバーを導入する場合はWindowsとLinux、または他のOSなど使い分けています。
すべてのシステムでオープンソースが適しているわけではありませんので
ご注意ください適材適所です。オープンソースのよい点の一つとして
インターネットに情報が沢山あることです。
特に海外で一人サーバーの導入などをしている時、問題にぶちあったた時には
聞く人もいないので大変助かります。

今回の開発はOS,データーベース,アプリケーションサーバ,開発ツールなど
すべてオープンソースを使用しました。開発言語はJavaを使用したのですが、
非常に進化しており便利になりました。データベースにあるデータから
PDFファイルを作成したりExcelファイルで表を作成したり…
昔はいちいち開発しなければならなく大変でしたが、
今は色々はライブラリー(ソフトウェアの部品)が豊富で便利になりました。
思い起こせば10年前の1995年、初めてJavaを見たときは衝撃的でした。
ブラウザで画像が動いている!今でも忘れません。
Javaで画像を動かし自己満足してましたのを覚えています。


■ あとがき

今回は上海と関係ない話題になってしまいました。
システム開発を始めたということでSaaS開始しました。→ https://www.evolutionnetworks.net

色々な問い合わせ

会社を設立してから2年半…色々な問い合わせがきました。

<その1>
インターネットが遅い…春頃は特に多くの問い合わせがありました。
しかも同業者のIT関連企業からの問い合わせががほとんどです。
自社にネットワーク技術者がいるのに…ちょっと調べれば
わかることなので聞いてくるのが不思議です。インターネットが
遅いというのは原因となっている部分のネットワークを管理している
ISPに問い合わせないと原因の特定は無理と思うのですが…
5年近く中国でサーバーやネットワークの仕事しているのでどこで何が
原因であるかは想像できますが…証拠が無いのではっきり言えません。
対策方法はいくつかありますが…でも普通のやり方ではないので
問い合わせを頂いた企業様に提案すると反応はよくありません。
心のなかではきっと「はぁ~?なんじゃそりゃ?」と
思われているかもしれません。_| ̄|○

<その2>
メールのトラブル…これも前から多い問い合わせです。
中国のホスティング業者を利用している企業で多いのは朝夕メールが使えない
という問題です。サービス料金が破格の値段ですのでしょうがないと思います。
それから「大きい添付ファイルが送れない」「受信が出来ても送信が出来ない」
またはその逆などなど…この問題に共通していることは中国から
日本にあるメールサーバーを使っているということです。
この問題は「その1」とも関係しています。
解決策はずばり弊社のホスティングを利用して頂くことです。
(宣伝になってしまいました。)これで解決する事例が増えてます。

ホスティングサービスはこちら→ https://www.evolutionnetworks.net/service/hosting.html

<その3>
法律の問い合わせ…これにはどう対応してよいのか困ってしまいます。
中国ってグレーな部分が多いのではっきり言えません…というより
法律事務所じゃないので…

<その4>
PCはどこで購入するの…現金を握りしめてPCショップへ行くのです!
という方法もありますが、代理店やインターネットから購入します。


■ あとがき

弊社が利用しているデータセンターですが、数週間ぶりに行ったら
空いていたラックが他社のサーバーで一杯になっていました。すごい勢いです。

中国のデータセンター(その2)

サーバーをデータセンターに移設してから「140日」…問題なしです。
今年の夏も無事乗り越えることが出来そうです。(当たり前か…)

今回はデータセンターへサーバーを移設したときの出来事です。

移設の3週間前…データセンターと契約しサーバーの移設日を決めました。

移設の2週間前…弊社のサービスを利用して頂いているお客様へ
サーバー移設に伴うサービス停止をアナウンスしました。

移設の1週間前…ドメインを管理しているDNSサーバーの設定を変更しました。
使用しているIPアドレスの情報を最長1週間キャッシュに保存する設定を
1時間にしてネットワーク変更に伴うトラブルを防止するためです。

そして移設当日…サーバー停止、梱包、運搬、搬入、ラックへの設置…
までは順調でした。そして「はりきって電源オン!」
まずはスイッチにPCを接続してネットワークの確認です。
「pingコマンド」で外部のサーバーへの接続テスト….NGです(ちょっと動揺)
IPアドレスの設定を確認したりケーブルを換えてみたりしましたがダメです(動揺)
すぐデータセンターのSEを呼び状況を説明し原因の調査をお願いしました。
データセンターのSEが弊社スイッチの設定を見せてくれと言ったので
見せました。すると…「このIPアドレス使って…」と設定したものとは違う
IPアドレスを書いた紙を渡されました。ということはDNSサーバーなどの設定を
変更しなければならなくなり今までの準備が無駄になります(かなり動揺)
「はぁ~何でイヤだぁ!」と言う間もなくデータセンターのSEは
撤収してしまいました。文句を言っても仕方がありません。
すぐに設定変更作業にとりかかりました。結局、作業は徹夜になりました。
IPアドレスを変更しなければならなくなった原因ですが
どうも弊社が使用しているスイッチとデータセンターが使用しているスイッチが
同じメーカーの物らしく一部の設定情報が重複していたため通信が出来なかったようです。
対策として違うスイッチに接続を変更したためIPアドレスが変更になったようです。
作業確認書を作成したり準備は完璧と思っていましたが読みが甘かったようです。
何が起こるかわからない…それが中国です。

データセンターへサーバーを移設後はサーバーの導入を依頼された時は
データセンターの利用を提案しているのですが、どうも見えないところに
サーバーを置くということに抵抗があるようです。それとネットワーク管理者を
採用してサーバーを自社で管理したいというのも理由としてあるようです。

中国ではスキルアップするために転職するのはごく一般的です。
ネットワーク管理者を採用して自社でサーバーを管理する場合、
管理者が転職→サーバートラブル→業務停止ということにならないのかなと
考えてます。

ということで(ここから宣伝)

・ネットワーク管理者がいない…
・中国のオフィスや工場にサーバを設置しているが不安…
・データセンターにサーバを置きたいが言葉や商習慣がわからない…
・中国とのデータのやり取りが遅くて困っている…

ということでお悩みであればご相談ください。
下記のサイトで弊社データセンター(上海)との間の回線スピードが測定出来ます。

https://www.evolutionnetworks.net/support/


■ あとがき

しばらく更新が途絶えておりました。理由は…
二ヶ月でファイアウォール5台、サーバー5台、クライアントPC50台の
案件を3名(内コテコテのSE1名)で作業していたためです。
次回は「色々な問い合わせ」についてです。
たまに「はぁ~」と言ってしまう問い合わせがあります。