中国でのウィルス・ワーム対策

今回は中国でのウィルス・ワーム対策についてです。
ウィルス対策ソフトをインストールするのは基本ですが、それだけでは
安心出来ません。パターンファイルがアップデートされていないと
ウィルス対策ソフトをインストールしている意味がありません。
パターンファイルや感染状況を集中管理するため企業では
ウィルス対策用のサーバーを導入しているところが多いと思われます。
また、WindowsUpdateを定期的に実行し対策する必要もあります。

中国ではどうでしょうか…基本的にウィルス対策ソフトはインストール
されているようですが、パタンファイルやWindowsがアップデータされて
いないことが多いような気がします。すべてがそうとは限りませんが…
弊社のお客様の環境では以前、ウィルス対策用のサーバーが導入されて
おりましたが、導入しただけで運用がまったくされておりませんでした。
私が最初に見た時にはハブのランプがものすごい勢いで点滅しており
たまにインターネットへ接続出来なくなっておりました。
現在は弊社が管理しており安定しております。
中国にはサーバーやネットワークをサービスしているIT企業が多数ありますが、
中小企業ではセキュリティー対策があまり重要視されていないようです。

昨年からワームやスパイボットという言葉を聞くことが増えました。
メールやホームページへアクセスしただけで感染します。
PCの対策だけではなくインターネットの接続口で対策する必要があります。
ホームページを見る時はWeb用のウィルスチェックサーバーを通すように
すれば感染する確立が低くなります。またサーバーを使うことにより
業務とは関係ないホームページへのアクセスを禁止したり
アクセス出来る時間を制限したりすることが出来業務効率の向上にもなります。

弊社ではウィルスチェックサーバーの導入をサービスしておりますが、
サーバーを導入するまでの規模で無い場合やサーバーを自社で管理出来ない
場合はお客様と弊社のネットワークを接続し弊社にあるサーバーで
ウィルスチェックするという方法で対策しております。

日本では個人情報保護法などで個人の情報が守られておりますが、
中国では個人情報は守られません。自分の情報は自分で守るがキホンです。


■ あとがき

そろそろ春節(旧正月)です。爆竹の季節到来です。
中国にあるPCから日本のメールサーバーへ接続出来ないという問い合わせが
増えております。それは…中国と海外を接続するインターネット経路の途中で
検疫が実施されているかもしれないからです。(あくまで予想)解決方法は…
「中国国内のメールサーバーを利用する」です。
↓こちらまでご相談ください。

support@evolutionnetworks.net