地下鉄での出来事

先日の会社帰り地下鉄の駅で電車待ちをしていたところ
電車がホームに入ってきました。私はお行儀良く並んでおりました。
すると横から割り込み…というよくある話しではありません。

ホームから車内をみるとなんかヤバそうな気配を感じました。
私はその乗車口を避けて一つとなりの乗車口から乗車しました。
何がヤバそうかと申しますと…ギターを持ったお兄さんがおります。

案の定…そのお兄さん車内でギター片手に熱唱しています。
私が乗車したタイミングはサビのちょっと前だったらしく
電車が発車し加速するのと歩調を合わせるかのようにサビに突入です。

このお兄さん只者ではありません。何がって…
まずお兄さんの足元にはアンプがあります。さらにヘッドセットマイクを
付けておりギター音と美声はアンプから出力されております。
さらにさらに…そこから出力される音にはエコーがかかています。

本を読んでいる私の耳には聴きたくなくてもお兄さんのギター音と美声が
聴こえてきます。ようするに選択の余地なしです。
「皆の衆、私の歌を聴きなされ」という感じです。

そうこうしているうちにお兄さんが私の方に寄ってきます。
アンプからの距離は4m弱といったところでしょうか…おいおいアンプから
離れちゃ音が切れるだろう…と気になっている私の横まで
来て熱唱しだしました。でも音は切れていません…なんとワイヤレスです。
恐るべしお兄さんです。

そしてトドメは…「次は~xx駅でぇ~す」…ってもうカンペキです。
2駅過ぎたところで「じゃ~オレはここで乗り換えるから…
今日はありがとうバイバイ!」と言ってご機嫌なお兄さんは
去って行きました。このサービス精神、見習うべきと思いました。

おしまい


■ あとがき

今、データセンターのサーバー交換作業の準備をしております。
5年以上連続稼動しているサーバー…そろそろ現役引退です。
私も…イヤまだです。