中国からAWSのVPCへ高速アクセス

最近、クラウド関連の問い合わせが急増しております。
日本のオフィスまたはデータセンターにあるサーバーを
パブリッククラウドへ移行したが、中国からも利用するシステムがあり
中国からのアクセスが遅くて困っているという内容です。

移行先のパブリッククラウドとしてアマゾンのAWSが多いようで
中国からAWS(東京リージョン)への接続が遅いという問い合わせが多いです。
AWSはパブリッククラウドですが、VPC(Virtual Private Cloud)という
サービスがあります。日本語だと仮想プライベートクラウドです。
VPCへはVPNまたは専用線で接続することでインターネットへは公開しない
自社だけが利用するプライベートクラウドをAWS上に構築出来ます。
AWSが所有する膨大なリソースを時間課金で利用出来ます。

中国の各拠点からAWS(東京リージョン)のVPCへはインターネットVPNで
接続すると…ご存知のとおり中国から外資企業のパブリッククラウドへの
アクセスは規制の対象となっているのかわかりませんが遅かったり
接続出来ない場合があります。さらにインターネット経路や時間帯により
遅いなど問題だらけです。そこで弊社の出番です。
「日中間インターネットVPNサービス」のノウハウを活用して中国全土から
弊社の東京データセンターへ高速にアクセスしてそこからAWSへ
VPNまたは専用線で接続し解決します。

弊社の東京データセンターからAWSへは専用線で接続する「Direct Connect」
にも対応しておりますが、1ヶ月以上かかりますので
まずはVPNで接続しその後、専用線へ切り替えるという方法もございます。

下記が新サービスです。

【AWS from チャイナ】
http://www.evolutionnetworks.net/service/aws.html

さらに日本および中国の弊社データセンターにプライベートクラウドが
ありますので「AWS from チャイナ」をご利用いただくお客様は
こちらにもVPNで接続してご利用いただけます。例えば、中国工場の
ファイルサーバーのデーターをそこへバックアップするという利用方法が
あります。中国のオフィスや工場にサーバーを設定しているとホコリで
サーバーのファンやハードディスクが故障することが日本より高い確立で
発生します。そんな時サーバーメーカーやITサポートを依頼している会社へ
連絡すると思いますが、直ぐに来てはくれるけど部品が無くて修理出来ない
とか就業時間外は対応してくれないことがあります。
そんな時でもプライベートクラウドのサーバーへ数分で切替へれば
業務が継続出来ます。興味がございましらお問い合わせください。


■ あとがき

中国は春節モードです。中国人スタッフが帰郷したので
私は上海オフィスで番犬してます。春節休み中も絶賛営業中!