パブリッククラウドとのVPN接続
クラウド…様々なサービスがありますが、
今回はIaaSについてです。IaaSはブラウザの管理画面から
数クリックでサーバーが数分で作成出来ます。
弊社は日本と中国のデータセンターにプライベートクラウドが
ありますので同じことが出来るのですが、それ以外の国には
ありません。
最近は中国以外にも東南アジアから日本または中国との
通信について相談を受けることがあります。
そこで香港やシンガポールのデータセンターを
選択することができるAWSやSoftLayerなどの
パブリッククラウドを利用することにします。
パブリッククラウドでサーバーを作成し
弊社のプライベートクラウドに接続するのですが、
通信はインターネットを利用するので暗号化する
必要があります。パブリッククラウドには
VPNで接続する機能がありますが、別途料金がかかります。
ある程度の規模であれば必要ですが、サーバー1台で
あればコスト的に利用を考えてしまいます。
弊社では起業当初FirewallやVPN装置をLinuxで
構築しておりました。そこでパブリッククラウドで作成した
LinuxサーバーにVPN機能をセットアップし
弊社のネットワークスとVPNで接続することにします。
費用以外にもLinuxを使うメリットがあります。
パブリッククラウドにはサーバーやストレージ、
ネットワークなど様々な機能がありますが、
パブリッククラウド特有の作法や制限があります。
時にはやりたいネットワーク構成に出来ない場合もあります。
Linuxであれば今までのノウハウで色々出来るので
パブリッククラウドの制限をクリアすることが
出来る場合があります。
中国と東南アジア間のインターネット経路は
あまり良くないので色々と工夫が必要です。
パブリッククラウドを使って色々と試行錯誤しているのですが
すごく楽しいです。
■ あとがき
前回、「通信の南北問題解決したかも」と書きましたが、
一ヶ月以上経過した現在…なんと絶好調です。
ただし中国でのサービスは改善ではなく改悪されることが
多いので安心出来ません。
本当に解決したのかな?….解決したことを期待します。