BCPとVPS
今回はBCPとVPSについてです。
BCP(Business Continuity Plan)とは日本語で事業継続計画のことです。
VPS(Virtual Private Server)とは日本語で仮想専用サーバーのことです。
東日本大震災発生以降、多くの企業ではBCPを検討されていると思います。
IT関連だと社内や東京のデータセンターにあるシステムを
東京以外にバックアップすることを検討されていると思います。
東京以外のデータセンターにラックを借りて機器を設置してとなると
時間やコストもかかります。SI会社に構築を普通に依頼すると見積金額が
スゴイことになっていると思います。そこでVPSはいかがでしょうか。
日本でも昨年より多くのISPやホスティング会社がVPSのサービスを
開始しております。弊社でも利用すべくA社とB社比較してみました。
まずはA社のVPS…利用を開始してから数ヶ月後に突然サーバーの
設定ファイルが書き換えられるという現象が発生しました。
最初はセキュリテーホールをつかれ侵入されたと思い調査しておりましたが、
A社がメンテナンス時に書き換えたということが判明しました。
VPSを稼働させている仮想OSにて一括で設定ファイルを書き換えるという機能が
あるらしくメンテナンス時に書き換えてしまったようです。
お客のデータを書き換えるということはデーターにもアクセス出来るという
ことなのでA社のVPSにデータを置くのはキケンと判断し
データは置いておりません。ただし外部に公開している弊社のシステムを
外部からチェックするという用途で監視システムとして利用しています。
次はB社のVPS…しばらく検証した結果、安定性や性能に問題無いという
結論となりました。実際に利用するとなるとセキュリティ対策が必要です。
VPSへのアクセスはVPS上で設定するファイアーウォールで
細かくアクセス制御をします。さらに弊社データセンターとはSSL-VPNで
接続しますので、プライベートIPアドレスで通信出来きあたかも
データセンターを追加したかのようです。しかもこれらの設定はすべて
インターネットでリモートから作業出来ます。
ということでVPSサービスの選定からSSL-VPNの接続など
時間やコストをかけないバックアップシステムの構築をサポートしますので
ご相談ください。
https://www.evolutionnetworks.net
■ あとがき
ここしばらくクラウド(IaaS)にはまっています。
日本企業もガンバっていますが、米国企業…最強です。