台湾沖海底ケーブルの故障
8月12日(水)の午前から台湾沖にある複数の海底ケーブルの故障により、
日中間のインターネットに遅延とパケットロスが発生しておりました。
弊社が異変に気が付いたのは8/12の午前です。日本のあるISPへの経路が
なぜか米国経由になってしまったり、異常な遅延が発生していたり完全に
撃沈されております。当初は10月の中国国慶節に向けての規制強化と
思いこんで調査しておりました。8/12の夜になり回復するどころか
さらに悪化しております。
弊社のネットワークも日中間のネットワークは撃沈された状態です。
遅延400ms以上、パケットロス40%…最悪です。こんなのイヤです。
ということで…良い経路を探すことにしました。なかなかありません。
深夜…みつけちゃいました。このような障害を想定し日本側の
データーセンターにはルータを用意してあります。
上海からリモートでルータの設定を変更しISPとセッションをはり
祝開通です。後は経路を…気合で調整して完了。
日本のキャリア様のホームページにある障害情報をチェックしたところ
今回の海底ケーブルの故障で一部の国際IP-VPNが使えなくなったようです。
復旧に要した時間が数時間から数日間のようです。
弊社でこのように長時間の障害が発生したら大変です。
私がイジメられます…お客様に…ではなく女性スタッフに(-_-;
泣きそうな顔しながら必死にキーボートをカチカチ打っている自分の
姿が想像されます。
結論…アジアでは国際IP-VPNなどの専用線サービスより
インターネットVPNのほうが切れないです。台湾沖の海底ケーブルの
故障は数年に1度のペースで発生しますので国際IP-VPNを使用されている
企業様はインターネットVPNでバックアップ経路を準備しては
いかがでしょうか?ということで弊社までご相談ください。
https://www.evolutionnetworks.net/service/vpn.html
■ あとがき
現在は一部の経路で以前より速度が向上しています。
倍くらい…しあわせです。というか…速すぎです。
中国国慶節の前ですので例のごとく規制強化でインターネット速度が
急減速するのでしょうか…