中国IT環境改善 – 仮想化編
仮想化…とは言っても今回はサーバーやネットワークの
仮想化ではありません。PCの仮想化です。
中国の小規模な法人であれば財務システムはスタンドアロンPCで
稼働しているかと思います。業務で使用しているPCにも重要な
データーが保存されているかと思いますが、特に財務PCには消えては
困るデーターが保存されていると思います。
財務PCには領収書を発行する政府が指定したアプリケーションなど
自社ではインストール出来ないものもあるためPCが故障すると大変です。
弊社は設立から10年以上になります。財務PCも古くなってきたので
いつ故障するか心配です。財務データが消えてしまっては仕事にも
影響が出ます。ここは何とかせねばということで思いついたのが
PCの仮想化です。
PCを仮想化…と聞くと「デスクトップ仮想化」が思いつくかと思います。
でもこれは、データーセンターに専用のストレージサーバーを導入したり
スゴイサーバーを導入したりなど本気モードの仮想化です。
今回はPCの仮想化が目的ではなく財務データを守ることです。
ということでPC仮想化のアプリケーションをインストールするタイプの
「ホストOS型」でPCを仮想化することにしました。
財務担当スタッフが普段の業務に使用しているPCも古くなったので
PCを新たに調達することにしました。ハードディスクもHDDからSSDに
したので処理速度大幅アップです。
移行作業ですが、古い財務PCにハードディスク全体を仮想化するための
アプリケーションをインストールして「イメージファイル」に変換します。
それから新しいPCに「ホストOS型」の仮想化ソフトをインストールして
古い財務PCの「イメージファイル」をコピーするだけで作業完了です。
後は新しいPCで財務PCを起動すれば今までと同じように使用出来ます。
さらに財務PCの「イメージファイル」をデータセンターにバックアップ
しておけば安心です。
中国でのIT環境改善はさらに続きます….
■ あとがき
今月から中国で車への消化器の搭載が義務化されたとのことです。
スタッフがネットで消化器を購入したのですが、そのお値段なんと数百円です。
大丈夫のでしょうか?色んな意味で…