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通信の南北問題解決したかも

中国国内のインターネットについてですが、
昔、中国では北は中国聯通(ChinaUnicom)、南は中国電信(ChinaTelecom)
というようにサービス地域が限定されておりました。
今は限定されておりません。ただし中国聯通(ChinaUnicom)と
中国電信(ChinaTelecom)間のインターネット接続が遅いという問題が
ありますというか…あった?と申しますのも12/29 から12/30にかけ
バックボーンで何か作業した可能性があり現在、中国聯通と中国電信間の
インターネット接続が絶好調です!
解決したかも…一時的に…この状況がこのまま続くことを
期待したいところですが、そろそろ中国は春節です。
毎度のことですが、イベントの前後数週間は
インターネットの調子が悪くなるというのがお決まりパータンです。
今回はどうなるのでしょうか?期待しましょう!

中国で仕事をするようになり早10数年ですが、
昼から夜間にかけ遅延やパケットロスがだんだん酷くなり
深夜に回復するというパータンがここ数年続いておりました。
記憶では数年前はバックボーンが原因で遅くなるということは
あまり目立たなかったのですが、ここ数年は
中国でITサービスを提供している日系企業様がセミナーや
ホームページで情報発信しているとおり通信の南北問題というのが
盛んに言われるようになりました。

日本だとインターネットが遅ければインターネット回線を
増速すれば解決するというも1つの方法ですが、
中国ではそう簡単には行きません。ただ遅いと言っても原因は
色々あり対策も様々です。さらにここ数年はクラウドへの接続が
遅いという相談も受けます。そうなると中国国内だけではなく
国外へのインターネット接続も関係します。ということは…
例のスゴイ壁が気になります。でもこのスゴイ壁もアップグレード
しているようで速度にはあまり影響していないと思います。
私の感覚ではなく監視システムのデーターがそのように申しております。

弊社はこの「遅い」というのを気合と根性…ではなく
様々なデーターと経験をもとに解決するサービスを提供しております。


■ あとがき

毎年1~2月は何故か問い合わせが急増します。
そろそろ春節ですのでネットワークの監視を強化します。

ホームページのURLを変えずに高速化

「日本のサーバーに中国語のホームページを置いているが
中国からのアクセスが遅い」または「日本にある社内向けのWebシステムに
中国からのアクセスが遅い」という相談を受けることがあります。

中国語のホームページを日本のサーバーで運用するのは
追加であまり費用がかからない。ICPの申請が必要ないなどメリットが
ありますが、中国からのアクセスが遅いのであればチャンスを
逃すことになります。日本にある社内向けWebシステムへのアクセスが
遅いのであれば業務に影響がでると思われます。

ある程度の規模であればCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の
利用が一般的と思いますが、それなりの費用がかかります。

費用をおさえて解決するのであれば中国向けのURLを用意し
中国にあるサーバーにデーターを置くことで解決するかと思います。
ただしURLが変更になったり日本のデーターとどのように同期するか
などの問題が発生します。

そこでこれらの問題を解決する方法として中国にあるDNSサーバーを
利用しているPCやスマートフォンなどの端末からは中国のサーバーへ
アクセス、それ以外は日本のサーバーへアクセスするという仕組みです。
データベースサーバーは日本に置いておき外部に公開するWebサーバー
またはProxyサーバーを中国に設置するという構成になります。
具体的な構成については個別にご相談頂ければと思います。
弊社のクラウドサービスはこの方法で運用しております。


■ あとがき

今年はスマートフォン・タブレット向けの開発にチャレンジします。