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CentOS6から7へのバージョンアップ

弊社で使用しているサーバーOSのほどんどはLinuxです。
Linuxと言ってもRedHat,Debianなど色々ありますが、
弊社ではRed Hat Enterprise Linuxとの完全互換を目指した
フリーのLinuxディストリビューションであるCentOSを使用しております。

現在、主に使用しているCentOSのバージョンは「6」です。
最新は2014年7月にリリースされた「7」です。
「6」のサポート期限が2020年11月までというのと「7」が
リリースされてから3年以上経過しているのでそろそろバージョンアップを
と考えておりましたが、ためらっておりました。なぜかと申しますと…
操作や設定方法が変わりました。少しではなく大幅にです。
最初に「7」を試した時はハングアップしてしまいました。
OSではなく私が…それほど別のOSかと思えるぐらいの変わり様です。

私が最初にLinuxにふれたのは20年以上前です。
それでも「7」は理解不能です。ということで初心に戻り
お勉強することにしました。仕組みなどを理解していくと「7」の方が
合理的で設定しやすいことがわかりました。
後はコマンドを頭ではなく体で覚えることで習得です。

日々キーボードをパチパチ打っております。特に「Enter」は強めに…
さらに弊社ではOpenSSLやWeb,DNSなど主なアプリケーションは
ソースコードからコンパイルしインストールしておりますので
さらに検証作業は続きます。

結論…新しいものは楽しいです。


■ あとがき

日本または中国で「6」から「7」のバージョンアップで
お困りであればご相談ください。

中国でVPN(IPsec)が使えなくなる?

中国本土からアクセスできないFacebook,Twitterなどを利用するための
個人向けのVPNサービスは数年前から規制されておりますが、
昨年からいよいよ企業が使っているVPN(IPsec)が規制されるのでは?と
ニュースサイトやブログなどで情報が流れております。
3月末で遮断という噂もあります。

弊社でも以前より色々と対策はしております。
複数のデーターセンター、複数のインターネット回線はもちろん
最近、香港経由の回線も準備しました。
弊社のように中国に進出されている日系企業様向けにITインフラ関連の
サービスを提供されている日系のIT会社様の多くは中国電信の
日中間の国際回線を利用されているようです。中国電信との直接契約
ではなく代理店経由で契約されているIT会社様もあるようです。
弊社はと申しますと…中国で通信に関するのライセンスを取得した
中国の通信会社と直接契約です。問題が有った場合、中国の大手通信会社
はもちろん代理店へ問い合わせても「原因はハッカーです」という
回答の可能性が大です…というよりいつもそうです。

一般的に専用線は盗聴されずに安全という認識かと思われますが、
中国では専用線だとどの企業が使っているか通信会社が把握して
おりますので通信内容のチェックは簡単かと思います。
ですので専用線でも通信は暗号化するのが基本です。

最悪のシナリオは…事前通達がまったく無くある日突然、中国全土から
国外へのVPN(IPsec)がすべて遮断され…VPNを使用するためには
政府機関へWebで申請する必要がある…申請には企業の登記簿、責任者の
身分証明証、接続先のIPアドレス、VPNの設定情報などを提出して
審査に一ヶ月以上かかるとかでしょうか?その前に申請を受け付ける
Webサイトがダウンして申請すら出来ないというオチがあるかもしれません。

弊社は法律・規則を遵守しますので、せめて1週間前に通達→申請に1週間
→審査に1週間→遮断されるかも?という順にして頂ければ有り難いです。

最終的には、基本すべて遮断→申請があったIPから政府が許可した
接続先へのみアクセス許可となるのでしょうか?
世界最大のイントラネット完成!


■ あとがき

対策はお早めに…お困りであればご相談ください。