WindowsServerのアップグレード
2015年07月15日で「WindowsServer2003 / WindowsServer2003 R2」の
延長サポートが終了します。
皆様の会社では既に「WindowsServer2012 R2」へアップグレード済でしょうか。
弊社の環境を説明いたしますと…数年前にファイルサーバーは
すべてオフィスからデータセンターにあるプライベートクラウドへ移行しました。
休日はオフィスのエアコンを切っているため夏場は40度を超えることがあり
オフィスにあったファイルサーバーが停止してしまったためです。
私は東京と上海を行ったり来たりしております。
どちらにいても同じ内容の共有フォルダーにアクセス出来ます。
しかもクライアントPCのローカルドライブみたいにサクサクと使えます。
東京と上海のデータセンターにファイルサーバーを設置しており
ファイルサーバー間はリアルタイムにデーターを同期しております。
そのため例えば、上海のスタッフから「xxxにファイルを置きました」と
チャットなどで連絡を受けた時には既に東京のファイルサーバーに
同じデーターがあり開くことが出来ます。
ただし中国では必ずしもデーターセンターにサーバーを設置するのが良いとは
限りません。WindowsServerのアップグレードのついでにクラウドへ
移行しましょうという提案がSI会社からあると思います。
中国では日本のように100Mbpsや1Gbpsのインターネット回線は安くありません。
数M~数十Mbpsというのが一般的です。さらに場所によっては
通信が不安定なところもあります。そのためオフィスにサーバーを設置するのが
良いこともあります。ただしホコリや電源、盗難のリスクがあるので対策が必要です。
普通であれば5年くらい問題なく稼働するはずが中国では3年ほどで
ハードディスクなどが壊れることがあります。
対策としてUSB接続の外付けハードディスクにバックアップを取得していると
思いますが、いざ壊れた時にメーカーのサポートや導入した業者へ連絡しても
直ぐには来てくれるが解決までに数日かかることがあります。
「クラウド」のサーバーを利用するのとは逆にオフィスにサーバーを
設置するのを「オンプレミス」と言っております。
理想は「オンプレミスのサーバー」と「クラウドのサーバー」を
リアルタイムにデーターを同期して「オンプレミスのサーバー」が
壊れたら直ぐ「クラウドのサーバー」に切り替えるという方法です。
オフィスのサーバーを入れ替える時、ハードウェアとソフトウェアを
購入すると思いますが、メーカーのホームページで確認した型番の製品を
中国でメーカーや代理店に問い合わせても…「その製品は生産停止です」
または「その製品は新しいのでまだ売っていません」
という回答がなぜか多いような気がします。
「本当に無い」「売りたくない」「知らない」のどれなのでしょうか?
中国で理想のシステムを構築するためには様々なハードルがあります。
私の場合、中国人スタッフに「この型番の製品がほしい」とお願いします。
すると「調べたところ無い」という返事だとすると私は「イヤだ」と
ゴネます。すると最後はあるのです。不思議ですね。
弊社では「オンプレミス」と「クラウド」のどちらでも対応出来ますので
中国のファイルサーバー移行でお困りであればご相談ください。
中国で「オンプレミスのサーバー」を導入する場合は、ご希望があれば
私がサーバーを設定し中国全土どこへでも設置にお伺いします。
■ あとがき
先々週末に上海で開催されたF1を観に行ってきました。
今年はなぜか早い段階で芝生席のチケットが売り切れになっていたので
当日、座席のあるチケットを購入することになりました。