ADSLのトラブル(その2)
ひさしぶりの配信です。今回はADSLのトラブル…その2です。
お客様のネットワークで、ある日突然ネットワークが瞬間的に切断される
現象が頻繁に発生するようになりました。Firewallのログや
回線使用率などを常時監視しておりますがそれまでは異常ありませんでした。
まずはFirewallの故障を考えました。再度ログを調査しても異常ありません。
Firewallを交換しても解決しません。メモリの使用率が高かったので
ファームウェアのバクではないかと考えアップデートも試しましたが解決しません。
ということでお客様に回線業者を呼んでもらうことにしました。
回線業者が来る時間に私も現場へ行くことにしました。
まずは回線業者がノートPCをADSLモデムに直接接続してテストしてます。
もちろん答えは…問題ないです。(いつものことです)
弊社スタッフ:インターネットから大きなファイルをダウンロードすると
急に遅くなります。
回線業者:普通です。
弊社スタッフ:でも、2000msという遅延は異常ではないですか?
回線業者:普通です。
このようなやり取りが30分ほど続きました。
インターネットへのアクセスが異常に遅くても…答えは問題ないです。
「接続されている = 問題ない」です。これだといくら説明しても時間の無駄です。
とりあえず回線業者がビル内の配線を変えてみるとのことでした。
問題が解決せずにお客様が困っています。回線が原因であることは
ほぼ間違いありません。でもこのまま帰るわけにも行きません。
何か対策しなければ…ということでウィルスチェックすることにしました。
ウィルスチェックサーバーはもちろん何重にもチェックしておりますし
弊社で監視もしているのでウィルスが無いという自信はありますが、
それを証明しなければ安心出来ません。
作業を開始したのが18:00、数十台のPCを1台ずつウィルスチェックです。
作業が終了したのが22:00頃、結果は…ウィルス「なし」です。
ブラボーです。弊社の仕事カンペキです。
でも回線の問題が解決していないのが心配です。
翌日の朝…まだ解決していません。
再度、お客様から回線業者に問い合わせて頂きました。
弊社でも引き続き調査です。夕方…なぜか正常に戻りました。
お客様と弊社との間では「回線業者が何かしたのだろう」という結論になりました。
これが中国です。
■ あとがき
ここ半年ほどアプリケーション開発にどっぷり浸かってます。
日本人が中国でアプリケーション開発…時代に逆行しています。