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データセンターの引っ越し in 日本(その3)

今回はデータセンターの引っ越し作業についてです。
移行日の数週間前、移転元のデータセンターで利用していない機器などを
事前に搬出することにしました。プライベートクラウドにしたので
使っていない機器が以外と多くなっています。

運搬には乗用車を利用します。一般道を走行すると信号での停止と発進が
多いので首都高速道路に乗ることにしました。すると…首都高の方が
道路の継ぎ目を通過する時に車が振動するということがわかりました。

移転元のデータセンターから機器を搬出する時、特に手続きは必要ありません。
問題は移転先のデータセンターです。セキュリティがとても厳しく
事前に搬入する機器などをすべて申請しなければなりません。

移転日の当日…機器の搬出は問題ありません。車での移動も問題ありません。
がしかし…移転先データセンターでの機器搬入が問題です。
機器をサーバールームに搬入する前に警備員による確認作業が行われます。
もし申請した機器の型名が1文字でも間違っていると大変です。
確認作業はストップし警備員から関係部署へ連絡です。
その間待たされます。急いているのに…

セキュリティに厳しいのはわかりますが、利便性は悪いです。
でも基本的に作業はリモートするので頻繁にデータセンターへ
行くことはないのでセキュリティが厳しい方が安心です。

移転作業は問題なく終了しました。後日何度かデータセンターへ
行ったのですが、毎回申請内容に間違いがあり何度も再申請です。
たぶん警備員さんの間で私はブラックリストにのっています。
私ダメなんです。サーバーやネットワーク機器の操作以外の
事務的な手続きが…非常に苦手です。

現在、バックアップのデータセンターを検討しております。
実家のある北海道が土地勘もあるので良いかと思います。
先日、某IT企業の札幌郊外にあるデータセンターを見学してきました。
設備は最高です。運用なども日々改善方法を模索しているとのことです。
がしかし1つ問題が…空港から遠いです。車で1時間以内と説明に
書かれておりますが、冬だと無理です…と思ったのですが
そもそも基本的にお客様は入館しないとのことです。
運用作業はデータセンター側でやってくれるとのことです。
それも1つ良い方法かと思いますが、私の場合心配性なので
自分でやらないとダメなんです。
もし遠隔地へのバックアップをお考えであればご相談ください。
北海道のデータセンターにプライベートクラウドを構築します。


■ あとがき

今、北海道です。冬道の運転で停止時はABS(アンチロックブレーキシステム)が
作動します。さらに発進時は横滑り防止機能が作動します。
昔の車にはそんな機能は無かったので全部自分でやってました。

データセンターの引っ越し in 日本(その2)

日本で株式会社が設立出来ましたので次は移転先データセンターの
選定作業です。まずはホームページから問い合わせてみます。
当たり前かもしれませんが、株式会社にしてからは問い合わせると
反応があります。早速、打ち合わせやデータセンターの見学となりました。

データセンターの設備は当然問題ありませんが貸出用の「モニター」が
ありません。「キーボードとマウス」もありません。
貸出用としてあるのはラックと電源以外は「テーブルと机」だけです。

データセンターを見学している時のことです。マシンルームに入るため
まずは小さな部屋に入ります。「人はこちらで機械はこちらからとなります」と
説明を受けている時…大音量の警告音が鳴り響きしばらく営業さんと
共に小部屋に数分間閉じ込められてしまいました。データセンター事業者の
社員ですら操作を間違えると閉じこめられ脱出出来なくなる日本の
データセンター恐るべしです。

セキュリティ対策を重視しているデータセンターらしく金融系の企業様が
利用されているとのことです。貸出用のモニターなどが無いなど
利便性には欠けますが色々検討した結果このデータセンターに決定しました。

移設先のデータセンターを契約してから今度は移転先での回線申請です。
今まで利用していたデータセンターの契約期限がありますので
移転の期限は延長出来ません。そのため回線の開通が遅れては困ります。
移転日の数ヶ月前から通信事業者に相談し「必ず間に合うように」と
何度もお願いしましたが、担当窓口の人の反応が事務的で開通日に
間に合わせるという気が全く感じられません。たぶんマニュアルには
対応方法が書かれていないのだと思います。
案の定直前になって「開通日が1ヶ月遅れます」という回答です。
日本の通信会社恐るべしです。幸いデータセンターの回線を1ヶ月間
貸して頂けることになりました。
日本でも別の場所にバックアップ設備がありますので一部はそちらへ
一時的に移転することで乗り切ることにしました。


■ あとがき

メインで使っているノートPCのハードディスクをSSDに交換しました。
データのコピーもツールで簡単に出来ます。交換後はアクセスが向上して
作業効率もアップです。