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ファイル共有サービス(その2)

ファイル共有サービスの「EN-Disk」ですが、バージョンアップしました。
ファイルをアップロードする仕組みを大幅に変更しました。

例えば日本のサーバへログインした場合

<変更前>
1.日本のサーバへアップロード
2.「アップロード中」の画面を表示
3.日本のファイルサーバへアップロード開始
4.日本のファイルサーバへアップロード完了
5.中国のファイルサーバへアップロード開始
6.中国のファイルサーバへアップロード完了
7.ファイル一覧の画面を表示

<変更後>
1.日本のサーバへアップロード
3.「アップロード中」の画面を表示
2.日本と中国のファイルサーバへ「同時」にアップロード開始
4.日本のファイルサーバへアップロード完了
5.アップロード結果の画面を表示(完了ではない)
6.中国のファイルサーバへアップロード完了
7.ファイル一覧にアップロードしたファイルを表示 & メールで完了を通知

何が変わったと申しますと…

1.マルチスレッドで日本と中国のファイルサーバへ同時にアップロード
2.アップロード完了後にメールで通知

要するに…「高速化して待ち時間が短くなった」です。

昨年から「WAN高速化装置」なるものが話題になるようになりました。
簡単に説明すると通信手順をチューニングしたり1度送ったデータは
装置のハードディスクにキャッシュしておき2度目からは
このキャッシュを使う…という仕組みで高速化するそうです。
最近では雑誌の記事で日中間の導入事例をみることがあります。
中国の日本人向けフリーペーパーにも「高速ファイル送受信サービス」
という広告をよくみます。これには「WAN高速化装置」を使用している
という話しを聞いたことがあります。

でも「WAN高速化装置」…万能ではないようですべての通信が
高速化するわけではないみたいです。お値段ですが、私の予想より
1桁ゼロが多かったです。これから普及すると価格が下がるのでしょうか?
弊社のサービスを利用し1日で数Gバイトのデータを送受信されている
お客様がおりますが、「遅い」というクレームは来ていないので
しばらくは様子見ということで…

大容量ファイルの送受信でお困りなら…国際専用線やWAN高速化装置導入の
前にまずは下記のホームページから「無料トライアル」をお試しください。

https://www.evolutionnetworks.net/service/en-disk.html


■ あとがき

先週末よりネコ様1名…行方不明。
ネコ様 x 3名…本日も朝から弊社オフィスにて夢の中。

恒例行事

そろそろ中国の新年である春節です。今年は2/6-12の7日間です。
そして…毎度恒例のインターネット検疫強化期間に突入のようです。
「インターネットが遅い」との問い合わせが非常に増えております。

今回はそれほど派手にやっていないようです。
一部の経路でチェックを強化しているようで、現象としては
HTTPによるダウンロードをした場合、下記のような現象です。

  1. ファイルのダウロードスタート!
  2. 正常…と思ったら約3秒後に通信が一時中断
  3. そして…ダイヤルアップ回線並みにスピードダウン(100Kbps以下)

この現象は単なる回線の混雑か…または規制によるものかは断定出来ません。
しかしいつもはレスポンスの悪い経路が非常に良かったり不思議な現象です。
インターネット人口の増加にインフラが追いついていないのかもしれません。
ちなみに弊社ネットワークは…普通です。絶好調です

今年は北京オリンピックです。どんなネタでインターネットを
規制するのでしょうか?以前やったように海外へのPOP接続を
遮断するというわかりやすいことはしないと思いますが…

話は変わって年末年始スパムメールが異常に増えていませんか?
24時間ず~っとスパムメールが届きます。弊社のホスティングサービスでは
標準でスパムメールをチェックしておりメールクライアントまでは
それほど多くのスパムメールが届くわけではありませんが、
ものすごい勢いで増えたので急遽、機器を増設しました。

最近のサーバ技術はすばらしいです。データセンタにあるサーバに
OSをインストールするのにオフィスからリモートで出来ます。
仮想化も非常に便利です。日中間のインターネットVPNを使って
中国のオフィスから日本のデータセンターにあるサーバへOSを
インストールなんてこともやっています。


■ あとがき

只今ネコ様 x 4名…弊社オフィスにて昼寝中。とても幸せそうです。

ネットワーク監視

新年明けましておめでとうございます…といっても中国ではまだ
明けていません。2007年から2008年への年越しは何事もなかったように
時間が過ぎました。「あぁ~そんなの関係ねぇ~」といった感じです。
こちらは旧正月(2/6~12)が本当の正月です。

前回発表した「EN-Disk(ファイル共有SaaS)」ですが…評判いいです。
ありそうでなかったサービスです。これから「EN-…」というサービスで
シリーズネタにしようかと計画しております。

今回のお題は「ネットワーク監視」です。
みなさまの会社ではネットワーク監視はどうされておりますでしょうか。
IT部門が監視ツールで監視しているまたは外部業者に依頼しているので
しょうか。

ネットワークは導入より運用が非常に大変です。特にここ中国では…
日本と文化が違いますので日本と同等のサービスレベルを求めるのは…
非常に大変です。

中国に進出されている中小企業様は、一般的に内装工事のついでに内装会社へ
ネットワーク構築を依頼し、メールは中国の大手ホスティング会社を利用する
というパターン…または中国の日本語フリーペーパでみつけた日系のIT会社へ
依頼するなどなど…でしょうか。

弊社はネットワーク構築サービスを提供しておりますが、特に運用を
重要視しております。どんなふうに?と申しますと…
監視ツール + ログの目視です。サーバは一台ずつログをチェックしてます。
毎日見てますので何かヤバイ変化(障害が発生しそう)をみつけると事前に
対策するようにしています。でもこの作業はお客様からはまったく見えません。

障害時の対策…例えばインターネット回線に障害が発生した場合
まずは内部ネットワークが原因でないことを「調査・確認してから」
通信会社のサポート窓口へ電話することになると思うのですが、
ただ「インターネットが使えません」と言っても…「はぁ~?」で
終わってしまうのでまずはサポート窓口の担当者に専門用語を
連呼しなければなりません。そうするとその担当者は専門の部署へ
取り次いでくれます。さらに的確にツッコミ出来るようにデータがあると
解決しやすくなります(経験者談)

日本のIT部門から中国拠点のネットワークを監視出来るように
中国拠点のネットワークを「見える化」してはいかがでしょうか?
日本にある監視サーバから中国のネットワークを監視する場合、
日中間のネットワークが遅かったり障害発生時に現地の通信会社や
機器メーカーへ通訳経由で中国語で問い合わせてもデータが無いので
なかなか解決しない…そんな場合はネットワークを見える化して障害原因の
特定や問題解決をサポートするサービスがございますのでご検討ください。


https://www.evolutionnetworks.net


■ あとがき

↓今まで書いたメールマガジンをブログにしてみました。

「上海IT管理者のひとり言」
https://blog.evolutionnetworks.net

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「上海ねこのひとり言」

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