ネットーワークが遅い(その3)
ネットーワークが遅い…中国ではよく聞く話しです。
中国のインターネットが遅いのではなく中国から国外への
インターネットが遅いという意味です。
中国進出セミナーや中国で通信サービスを提供している
日系の会社様が発信している情報では日中間のインターネット回線が
細くて遅いと断言されております。
中国電信と中国聯通のネットーワーク接続が遅いというのは事実です。
単純に混雑しているのか何か「大人の事情」でもあるのかは不明です。
弊社では日中間のインターネットを一時間毎に計測しております。
パケットロスが若干でておりますが、遅延は40ms弱です。
下記を見て頂ければわかりますが、速い時で10Mbps前後は出ております。
https://www.evolutionnetworks.net/support/
日本的な感覚だと遅いとなるのでしょうか?
それとも何か対外的に日中間のインターネットは遅いと
言わなければならない「大人の事情」でもあるのでしょうか?
数字だけみると速くはありませんが、実際に上海で仕事をしていても
インターネットが遅くて困るというレベルではありません。
ファイルサーバーなどのサーバーはすべてオフィスではなく
データセンターに置いておりますが、中国国内のネットーワークも
特に問題ありません。
ただし普通にオフィスにインターネット回線を引いてルーターを
設置しただけで問題無いというのはごくまれです。
大抵何らかの問題があります。
だたしインターネット回線の速度をコストをかけ増速すれば
改善するというものではありません。
最適なネットーワーク構成にする必要があります。
逆にまったくコストをかけずに問題を解決するのは不可能です。
何らかの設備や設定作業が必要になります。
ネットーワークが遅いとメールでの業務に時間がかかったり
ホームページで調査しようにも遅くてストレスが溜まり業務が停滞します。
ネットーワークの速度が改善し業務が効率化するのであれば
ある程度の投資は無駄では無いかと思います。
でも目に見えないサービスを売るというのは中国では難しいです。
先週から上海におります。これからしばらくインターネットが
遅くなりそうな国のイベントがあるからです。
例年、国慶節の前後数週間はインターネットが遅くなるというのは
暗黙の了解となっておりますが、今年は事情が違うようです。
とは言っても良い方向…ではなく状況は悪くなる一方です。
今週、北京でパレードがあるのでその関係かはわかりませんが、
7月から何かしているような気がします。
何か「大人の事情」でもあるのでしょうか?
■ あとがき
インターネットが遅いのは以外とDNSサーバーの反応が遅いのが原因だったり
PCのHDDがボトルネックになっていることがあると思います。
PCのHDDをSSDに変えたらネットーワークが速くなったような気になります。