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プロパイダーのトラブル(その2)

プロパイダーのトラブル…その続きです。
翌朝になっても復旧しません。時刻は8:30。問い合わせが殺到し始めました。
女性スタッフが、プロパイダーAへ電話してます。ちょっとキレてます。
そうしている間も私の携帯が鳴ります。事情を説明しお客様からも
プロパイダーAへ問い合わせて頂くことにしました。すると30分後に連絡がありました。
「ぜんぜんダメです。お手上げです。」とのことです。

女性スタッフが、プロパイダーAへ電話してます…完全にキレてます。

女性スタッフ:まだダメです!どうなってるの!

プロパイダーA:原因はプロパイダーBから大量のデータが流れてくるので
        ルータで遮断しました。

女性スタッフ:はぁ~?困ってるんだから早くしなさい!(キレてます)

電話の声、非常にデカイです。デカ過ぎてお客様との電話が聞こえません。
時刻は10:00。まだ復旧しません。このタイミングで女性スタッフに
状況を聞くのは危険です。(コワイです)でも勇気を持って聞きました。

私:あのぉ~。どうですか?

女性スタッフ:まだダメ!あぁ~ムカつく!

私:何か判りましたか?

女性スタッフ:プロパイダーAとBが大規模案件の受注で競っているようで
       プロパイダーAがプロパイダーBとの通信をルータで遮断しました。
       サポート担当者や技術者にも知らされていなかったようです。

ウソだろうと思いますが、中国ではありえます。

再度、女性スタッフがプロパイダーAへ電話してます。
電話の声はMAXボリュームです。「早くすれゴラぁ」みたいな口調です。
電話が終わってから数分…復旧しました!

結論、「中国の女性に逆らうな」です。


■ あとがき

中国では朝のラッシュ時、15分歩けばかなり高い確率で喧嘩している
光景を目にします。そうしないと中国では生きていけないようで
小心者の私にとっては非常に厳しい世界です。

プロパイダーのトラブル(その1)

7/10の夕方から7/11の朝にかけ上海のインターネットの一部で問題が発生しました。
10日の夕方…プロパイダーAからプロパイダーBへ接続出来なくなりました。
調べたところ東京や中国南部などからは接続出来ます。上海地区だけのようです。

女性スタッフが、プロパイダーAへ問い合わせたところ…

女性スタッフ:プロパイダーAからプロパイダーBへ接続出来ません。

プロパイダーA:知らない。

女性スタッフ:ルーターのIPアドレスはxxxです。

プロパイダーA:知らない。

女性スタッフ:知らないって…おたくのルーターでしょ?

プロパイダーA:知らない。

今度はプロパイダーBへ問い合わせです。

女性スタッフ:プロパイダーAからプロパイダーBへ接続出来ません。

プロパイダーB:知っています。プロパイダーAからですね。

女性スタッフ:そうです。

プロパイダーB:他のお客からもクレームきてます。

女性スタッフ:対応できませんか?

プロパイダーB:プロパイダーAの問題ですから…

女性スタッフちょっと怒っています。でもまだ大丈夫(何がって…)

時刻は16:50…復旧する確立10%です。なぜかって…そろそろ仕事が終わる時間です。
しかも相手はプロパイダー様です。無理です。待つしかありません。
でも弊社へ問い合わせが殺到してます。

もう1度、プロパイダーAに電話です。今度は少しエライ人が電話にでました。

女性スタッフ:まだ復旧しません。ルーターのIPアドレスはxxxです。早くしてください。

プロパイダーA:そのルーターは弊社のではありません。子会社のルーターです。

女性スタッフ:大変困っています。こちらへ来て見てもらえませんか。

プロパイダーA:わかりました。でも何時になるかわかりません。

というように解決しそうに無いやり取りが…次号に続く。


■ あとがき

上海、暑いです。臭いです。空気が臭い…理解できますか?
犬のように敏感な臭覚をもつ私にはかなり辛い季節です。