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台湾で海底ケーブル故障

またです。台湾で海底ケーブル故障…弊社が起業してからだと
1回目が2006年12月28日,2回目が2009年08月12日です。
数年後毎に故障しています。
今回は2014年03月24日(月)中国時間04:30頃からです。
朝オフィスに着いてからシステムをチェックしていたところ
何だかヘンだと気が付きました。いつもであれば00:00に経路が
意図的に…たど思わますが変更される経路が
その日は04:30です。これは明らかにおかしいと思い
調査したところ…APCN2という海底ケーブルが故障とのことです。
台湾の通信会社のホームページでは復旧時間…
なんと…未定です。03/24~03/31とは書いておりますが、
03/31に復旧するのでしょうか?

下記のページの「ネット状況」に情報を書きましたので
ご参照ください。

https://www.evolutionnetworks.net/support/

色々な経路を調べたところ広範囲に影響がでているはずですが…
日本のホームページやニュースを調べても情報がありません。
不思議です。影響無いのでしょうか?もしかして弊社だけ?

今回も例のごとくヒイーヒイー言いながらインターネット経路を
調査しました。結果…ほぼ全滅→終了。
というわけにはいきませんが今回はかなりヒドイです。
一部では遅延が300msオーバーとかパケットロスが
50%オーバーとかです。でも必ず良い経路があるはず…
イヤみつけなければなりません。

色々な回線からの経路を調査しました。そこで便利なのが
プライベートクラウドです。数分でサーバーを作成できます。
そこに仮想ルーターを起動させて色々と調査します。
とても便利です。プライベートクラウド最高!そして深夜に
ようやく解決策がみつかりました。なんとか影響を
緩和させました。先週からず~っとネットの監視画面と
にらめっこしてます。

回避策は色々ありますのでお困りでしたらお問い合わせください。
私がヒイーヒイー言いながら調査し改善策をご提案いたします。


■ あとがき

そろそろF1上海グランプリです。ワクワクです。

オープンソースでプライベートクラウド

今回はオープンソースでプライベート・クラウドを構築するです。
クラウドと言っても色々ありますがIaaSです。
パブリック・クラウドは価格競争でだいぶ安くなっておりますが、
プライベート・クラウドを自社に導入するには高いと思っていませんか?
確かにメーカーや大手SI様のホームページをみると基本構成が598万円~と
なっております。基本構成ということはテスト・検証目的ですので実際に
導入するとなると…スゴイ金額になると思います。
企業向けのパブリック・クラウドがそこそこのスペックで
1サーバー月額1万円前ですからそれに比べるとかなり高いと感じます。

弊社では数年前からインフラを仮想サーバーへ統合しております。
商用ソフトウェアでプライベート・クラウドを構築するとなると
ソフトウェアのライセンスだけでもスゴイ金額になります。
ということでしばらくプライベート・クラウドの導入は
様子見しておりました。あれから1年とたたないうちになんと
オープンソースでプライベート・クラウドが構築出来るように
なっておりました。仮想サーバーを管理する
「クラウド・コントローラー」というジャンルのソフトウェアが、
オープンソースで公開されており競争が激しくなっているようです。
色々調査検討した結果、弊社では情報の多さや実績などから
「CloudStack」を選択しました。

オープンソースですのでメーカーが保証してくれるわけではありません。
特にここ中国ではメーカーに問い合わせても解決をあまり期待出来ません。
私のように日本語とJavaしか理解出来きない者にとってはGoogle大先生に
聞く方法がベストです。オープンソース=無料ソフトと思われる
かもしれませんが…タダより高いものはないということを
肝に銘じなければエライ目にあいます(経験者語る)。

オープンソースでプライベート・クラウドを構築するため検証していたのですが
やはりマニュアルに書かれているとおりにすべてが完璧に動く
というわけではありません。不具合というか私の設定ミスもあるかと
思いますが…この原因を調査し対策するのですが、かなり時間がかかります。
不具合に対処することでノウハウが蓄積されるので悪いことではありません。
逆に何も問題が無いと不安になります。

時間と気合と根性があれば2~3年前のサーバーを使ってオープンソースだけで
プライベート・クラウドが構築出来ます。でも時間をかけたくない…
ということで弊社の出番です。検証済みのハードウェアとソフトウェア、
さらに設定・トラブル対応のノウハウなどすべてまとめて…さらに
中国のデータセンター選定から回線手配、疎通確認などすべておまかせください。
さらにさらにに日中間の高速インターネット網を利用したネット問題の解決など
弊社ならではのサービスもございます。
お値段は…おそらく他社様の半部いや…桁が一桁少ない金額かもしれません。

ホームページはこちらになります。↓
https://www.evolutionnetworks.net

昔は…と言っても3年程前ですがサーバーを追加するだけでも大変でした。
ほしいスペックのサーバーが無いとか納期が遅れるのはもちろん
違うパーツが届いたり…さらにハードウェアトラブル時にはタクシーで
サーバーをデータセンターへ運び設置するということになるのですが、
北京で会議が開催されている期間はデータセンターへ機器を搬入出来ないなど
中国ならではのトラブルに遭遇します。

プライベート・クラウドであればこのようなことから解放されます。
サーバーを追加したい場合、ブラウザで管理画面を開き数クリックだけで
サーバーが出来ます。これにより一番幸せなのは….実は私です。


■ あとがき

先週、中国から国外へのインターネットが非常に遅かったです。
ず~っとネットワークの監視画面をみてました。すると…
新たに良い経路を見つけてしまいました。

データセンターの引っ越し in 日本(その3)

今回はデータセンターの引っ越し作業についてです。
移行日の数週間前、移転元のデータセンターで利用していない機器などを
事前に搬出することにしました。プライベートクラウドにしたので
使っていない機器が以外と多くなっています。

運搬には乗用車を利用します。一般道を走行すると信号での停止と発進が
多いので首都高速道路に乗ることにしました。すると…首都高の方が
道路の継ぎ目を通過する時に車が振動するということがわかりました。

移転元のデータセンターから機器を搬出する時、特に手続きは必要ありません。
問題は移転先のデータセンターです。セキュリティがとても厳しく
事前に搬入する機器などをすべて申請しなければなりません。

移転日の当日…機器の搬出は問題ありません。車での移動も問題ありません。
がしかし…移転先データセンターでの機器搬入が問題です。
機器をサーバールームに搬入する前に警備員による確認作業が行われます。
もし申請した機器の型名が1文字でも間違っていると大変です。
確認作業はストップし警備員から関係部署へ連絡です。
その間待たされます。急いているのに…

セキュリティに厳しいのはわかりますが、利便性は悪いです。
でも基本的に作業はリモートするので頻繁にデータセンターへ
行くことはないのでセキュリティが厳しい方が安心です。

移転作業は問題なく終了しました。後日何度かデータセンターへ
行ったのですが、毎回申請内容に間違いがあり何度も再申請です。
たぶん警備員さんの間で私はブラックリストにのっています。
私ダメなんです。サーバーやネットワーク機器の操作以外の
事務的な手続きが…非常に苦手です。

現在、バックアップのデータセンターを検討しております。
実家のある北海道が土地勘もあるので良いかと思います。
先日、某IT企業の札幌郊外にあるデータセンターを見学してきました。
設備は最高です。運用なども日々改善方法を模索しているとのことです。
がしかし1つ問題が…空港から遠いです。車で1時間以内と説明に
書かれておりますが、冬だと無理です…と思ったのですが
そもそも基本的にお客様は入館しないとのことです。
運用作業はデータセンター側でやってくれるとのことです。
それも1つ良い方法かと思いますが、私の場合心配性なので
自分でやらないとダメなんです。
もし遠隔地へのバックアップをお考えであればご相談ください。
北海道のデータセンターにプライベートクラウドを構築します。


■ あとがき

今、北海道です。冬道の運転で停止時はABS(アンチロックブレーキシステム)が
作動します。さらに発進時は横滑り防止機能が作動します。
昔の車にはそんな機能は無かったので全部自分でやってました。

データセンターの引っ越し in 日本(その2)

日本で株式会社が設立出来ましたので次は移転先データセンターの
選定作業です。まずはホームページから問い合わせてみます。
当たり前かもしれませんが、株式会社にしてからは問い合わせると
反応があります。早速、打ち合わせやデータセンターの見学となりました。

データセンターの設備は当然問題ありませんが貸出用の「モニター」が
ありません。「キーボードとマウス」もありません。
貸出用としてあるのはラックと電源以外は「テーブルと机」だけです。

データセンターを見学している時のことです。マシンルームに入るため
まずは小さな部屋に入ります。「人はこちらで機械はこちらからとなります」と
説明を受けている時…大音量の警告音が鳴り響きしばらく営業さんと
共に小部屋に数分間閉じ込められてしまいました。データセンター事業者の
社員ですら操作を間違えると閉じこめられ脱出出来なくなる日本の
データセンター恐るべしです。

セキュリティ対策を重視しているデータセンターらしく金融系の企業様が
利用されているとのことです。貸出用のモニターなどが無いなど
利便性には欠けますが色々検討した結果このデータセンターに決定しました。

移設先のデータセンターを契約してから今度は移転先での回線申請です。
今まで利用していたデータセンターの契約期限がありますので
移転の期限は延長出来ません。そのため回線の開通が遅れては困ります。
移転日の数ヶ月前から通信事業者に相談し「必ず間に合うように」と
何度もお願いしましたが、担当窓口の人の反応が事務的で開通日に
間に合わせるという気が全く感じられません。たぶんマニュアルには
対応方法が書かれていないのだと思います。
案の定直前になって「開通日が1ヶ月遅れます」という回答です。
日本の通信会社恐るべしです。幸いデータセンターの回線を1ヶ月間
貸して頂けることになりました。
日本でも別の場所にバックアップ設備がありますので一部はそちらへ
一時的に移転することで乗り切ることにしました。


■ あとがき

メインで使っているノートPCのハードディスクをSSDに交換しました。
データのコピーもツールで簡単に出来ます。交換後はアクセスが向上して
作業効率もアップです。

データセンターの引っ越し in 日本(その1)

日本で利用しているデータセンターを引っ越すことにしました。
利用しているデータセンターのサービスに不満があったわけでは
ありませんが、東京の湾岸地区にあるので大地震が発生した場合に
行くことが出来なくなる可能が否定出来ないのと設備が古い
というのが理由です。同じデータセンター事業者の他の場所へ
移転するということも考えましたが、初期費用がかかるとのことで
他のデータセンターも含め移転先を選定することにしました。

移転先を決めるにあたり他のデータセンター事業者へ問い合わせて
みることにしました。すると…
「日本の法人様でなければご利用いただけません」ということで
終了…というわけにはいきません。

まずは株式会社の設立です。会計事務所に費用を払って依頼する
という方法もありますが「他の人に出来て自分に出来ないわけがない」
というのと技術以外のことにもチャレンジということで
自分でやることにしました。

公的機関というのは提出した書類の間違いは指摘してくれますが、
それ以外のことは聞かないと教えてくれないようですので
事前に色々と調査しました。

公証役場、税務署、役所などへ書類を提出してから
銀行口座の開設、年金や健康保険の手続きなどです。

難関だったのは銀行口座の開設です。
メガバンクの窓口へ行って申請したのですが、
「審査結果によっては口座を開設出来ない場合がございます」と
言われてしまいました。振り込め詐欺が流行っているから
審査が厳しくなっているようで結果が出るまで10日間ほど
かかると言われました。一週間後に上海へ行くことになって
いましたので間に合いそうにありません。がしかし
4営業日で口座を開設することが出来ました。

私は技術的な事以外はまったくダメな人間です。特に事務手続きは
大の苦手で私のCPU(脳みそ)がハングアップしてしまいます。
そんな私でも1ヶ月ほとで会社設立の手続きが完了しました。


■ あとがき

春節前ですので毎度のことながらネット規制が強化されているようです。
最近、中国の通信事業者が一部でラージスケールNATを導入したみたいです。
しかも昼間に切替作業をしたみたいで突然通信がキレました。
そして弊社のサポート担当者もキレました。

プライベートクラウド(その4)

プライベートクラウドについて…その後です。
弊社のサーバーは数年前に物理サーバーのほとんどを仮想サーバーへ
移行済みで現在はプライベートクラウドへ移行中でありほぼ完成しています。
仮想サーバーとしてOSを稼働させるというのは変わらないのですが、
OSを稼働させるための「CPU,メモリ(ノードサーバー)」と
「ハードディスク(ストレージサーバー)」を分離出来るというのが
ポイントです。CPUやメモリをアップグレードしたければ
ノードサーバーのハードウェアを増強すれば良いのです。
その際、OSには何も変更する必要はありません。
さらにOSを稼働させたまま他のノードサーバーへ移行する
ライブマイグレーションが出来るので停止時間がありません。

最近、中国国内および海外への通信が一部で非常に遅くなっております。
その解決方法としてデータセンターを活用するのですが、問い合わせが
急に増えているので当初予定をしていなかったデータセンターも
プライベートクラウドに切り替えサーバーの増設など迅速に行える環境を
構築しております。ということでプライベートクラウドに移行するにあたり
サーバーハードウェアの調達です。

中国で希望どおりの物を調達するのは容易ではありません。
例えばハードディスクです。半年前まで「2.5インチ」のハードディスクを
搭載したサーバーを注文しようとしたら代理店は「まだ販売していません」と
言われました。そこで今回、「3.5インチ」で注文しようとしたら
「古すぎてもうありません」と言われてしまいました。ん~理解できない。
そんなに突然製品ラインナップが入れ替わるわけがありません。
それからサーバーの全面パネルのボタン操作を制限するカバーです。
勝手に電源ON/OFFされないようにするための物です。代理店が言うには
「中国でそんなの買う会社はありません」と断言されてしまいました。
ん~確かにラックの扉が開いたままになっているデータセンターが
ありますからね…たまにモニター、キーボード、マウスを接続したままSE君が
帰ってしまった会社もあります。翌日行ったらまだモニターなどが接続されていました。
「Ctrl + Alt + Del」押してあげたらSE君が飛んでくるのでしょうか?

いつものことですが、事前にメーカーのホームページでスペックと型番を
調べているのに代理店に問い合わるとほぼ間違いなく「無い」という回答です。
オプションパーツだとさらに難易度が上がります。
サーバーですので様々な種類のオプションパーツがあります。
希望のサーバースペックと追加のオプションパーツを代理店に
伝え見積依頼すると…見積にいくつかオプションパーツが記載されていません。
代理店の担当者は多分、見たことのないオプションパーツが有った場合…
見なかったことにしているのかもしれません。
そのことを問いただしたら「そんなの買うお客さんはいません」と
言われてしまいました。納得…なわけありません。再度、見積を依頼したら
価格は日本の倍でした。ようするに「そんなの注文するな」ということでしょうか?

それからサーバーの購入方法ですが、メーカーからの直販ではなく代理店から
購入する場合、弊社では追加CPU,メモリは必ず「自分で付けるので箱を
開けないで持ってきて」と「何度も」言います。なぜかと申しますと…
代理店がやると他メーカーのサーバーや古いサーバーから取り外したパーツを
取り付けて持って来るからです。

中国で最新のハードウェアは購入出来ますが、購入する時の注意点は10年前と
変わりませんね。

この話し大げさだとか昔のことと思われるかもしれませんが、
すべて先週起きた実話です。


■ あとがき

今、上海です。ようやく涼しくなってきました。
しばらく上海におりますのでプライベートクラウドについて
デモのご希望があればお問い合わせください。

中国進出 ITインフラ・パッケージ

前回は弊社プライベートクラウドサービスである「EN-Cloud」の説明でした。
今回はこのサービスを利用した「中国進出 ITインフラ・パッケージ」の
説明です。

簡単に申しますと「ITインフラはすべておまかせください」ということです。

まずはインターネット回線の申請…日本と違いISPにオンラインで申し込み
というわけにはいきません。さらにサービス内容や価格もビルによって
違います。ビルの管理事務所やオフィスの内装業者に依頼したら
プライベートIPアドレスでしかも隣の会社のPCがみえた…
というお客様がおりました。

次はドメイン取得です。オンラインで申請出来ます。でも…ドメインを
取得したらICPというのを申請しなければいけません。
会社の情報を登録するなどの手続きが必要です。
ドメインを取得したらメールを使うと思います。
超格安のメールサービスがありますが、問題が発生する可能性…大です。

さらにLAN配線、ファイアウォール、サーバー、PC、複合機など
色々と必要になります。オフィスの内装工事のついでに内装業者に
お願いする会社が多いようです。ただし超格安でシステムを導入して
くれますが…結果はご想像におまかせします。

以上のような煩わしいこともすべておまかせ…というサービスです。

ファイルサーバーとPCですが、まずはインターネット回線に合わせ
利用するデータセンターを選びます。そしてそこに構築してある
EN-Cloud(プライベートクラウド)で「仮想サーバー」「仮想PC」を
起動し設定すればOKです。プライベートクラウドなので数分で
サーバーやPCが起動します。

オフィスや工場側ですがインターネット回線、ファイアウォール、
LAN配線、複合機そしてPCを準備します。
PCはWindowsの「リモートデスクトップ機能」が使えれば
古いPCや超低価格のPCでもOKです。実際に利用するのは
プライベートクラウド上にある「仮想PC」です。
オフィスのPCが故障したり盗難にあってもデータは
EN-Cloud(プライベートクラウド)にあるので別のPCを用意すれば
今までどおりに業務が継続出来ます。

EN-Cloud(プライベートクラウド)をお試しいただくことが出来ます。
お試しいただくにはプライベートIPを決めて、ルーターを設定してなど
申請すれば簡単に…というわけには行きませんが、
興味があればぜひご検討ください。

EN-Cloud(プライベートクラウド)は日本のデータセンターも選べます。
日本で「仮想サーバー」「仮想PC」を稼働させて中国から利用する
という方法も可能です。


■ あとがき

WindowsXPのサポート期限が「2014/04/09」ですので
今、EN-Cloud(プライベートクラウド)でWindows8の評価版を使用して
検証しています。一度、Windows8をインストールしてテンプレートを
作成してしまえば…セットアップ時のWindows8がテンプレートから
数分で作成出来ます。何度でもやり直し出来るので検証にはとても便利です。

プライベートクラウド(その3)

前回はプライベートクラウドを実際に構築した時のことを書きました。
今回は弊社プライベートクラウドサービスである「EN-Cloud」の説明です。

データセンターですが、今のところ「上海」と「東京」から
お選びいただけます。提携先データセンター事業者のインフラは
中国全土にありますのでご希望のデータセンターに弊社がベースとなる
環境を構築してご利用いただくという方法も可能です。
もちろん日本側も…例えばBCPとして中国のデータを北海道に
という使い方も出来ます。

「CloudStack」は管理単位である「ドメイン(=お客様など)」毎に使用する
物理サーバーやストレージを指定することが出来ます。
「このサーバーはこのお客様だけに使用する」、「この仮想サーバーの
ディスクはSSDを使う」という設定が出来ます。さらに専用の
「物理サーバー」も「EN-Cloud」に接続しご利用いただけます。

ネットワークですが、お客様毎にVLANでネットワークを分割しているので
ご希望の「プライベートIPアドレス」がご利用いただけます。
お客様のネットワークと「EN-Cloud」とはVPN(IPsec)で接続可能です。
「CloudStack」では「仮想ルーター」が稼働しておりVPN機能もあります。
「仮想ルーター」と「JuniperNetworksのSSGシリーズ」でVPN接続を
確認しております。さらに「仮想ルーター」を使わずに
「EN-Cloud」側にお客様が指定したハードウェアのルーターおよび
ファイアウォール、ロードバランサーも「EN-Cloud」に接続可能です。

特に日中間のネットワークでインフラにお困りならご相談ください。
日本から中国のメールやFTPサーバーへの接続が遅い。
中国からGoogleAppsやクラウドサービスへの接続が遅い。
問題があるけど原因が特定出来ない。
など…技術的にマニアックなことでもご相談ください。
「EN-Cloud」では数分でベースとなるサーバーが作成出来ますので
今までより速く対応出来るかと思います。

今なら上海データセンターで国外向けの超高速バックボーン回線に
接続された「EN-Cloud」がご利用いただけます。
数に限りがございますのでお早めに…

ということで弊社のプライベートクラウドサービスである。
「EN-Cloud」のホームページは↓こちらです。

https://www.evolutionnetworks.net/service/cloud.html

日本でデモのご希望があればご連絡ください。
日本から数分で中国のデータセンターにあるインフラ上でサーバーを作成…
しかも日本から高速アクセス…というデモをいたします。


■ あとがき

上海の地下鉄でスマートフォンを操作している人が増えています。
iPhoneの着信音が皆同じなのはなんでだろう?

プライベートクラウド(その2)

前回はプライベートクラウドを導入した経緯について書きました。
今回は実際に構築した時ことをお送りします。

プライベートクラウドを導入するとは簡単に説明しますと
「仮想サーバー」を動かしいる複数の「物理サーバー」を一括で管理する
環境を構築する…といったところでしょうか?
管理対象にはストレージやネットワークも含みます。

弊社のインフラの8割くらいは「仮想サーバー」として稼働しております。
今回、そのインフラをプライベートクラウドへ移行するのが目的です。
ソフトウェアはすべてオープンソースを利用しハードウェアは
なるべく既存のハードウェアを利用し追加は最小限するというのが
前提です。検証環境や小規模な社内システムであれば3年くらい前の
ハードウェアでもプライベートクラウドの構築には十分だと思います。

まずはプライベートクラウドの「クラウドコントローラー」はどれにする?
オープンソースの「クラウドコントローラー」として「OpenStack」や
「CloudStack」などがあります。どちらにするかは迷いますが、
「CloudStack」の開発言語はJava、アプリケーションサーバーはTomcat、
データベースはMySQL…まさに弊社が普段使っている技術ではないですか。
今までのノウハウをつぎ込めるということで「CloudStack」にしました。

次に「仮想化OS」はどれにするか?Vmware,Xen,KVMなどから選べますが、
色々と試してみて「KVM」にすることにしました。
複数の「仮想化OS」を同じプライベートクラウドの環境に導入出来ますので
今後は他の「仮想化OS」も追加するかもしれません。

ストレージはどうするか?OSを格納する「プライマリストレージ」は
NFSまたはiSCSIが利用出来ます。ISOイメージやテンプレートファイル
などを格納する「セカンダリストレージ」はNFSです。
今回はLinuxをNFSサーバーとしました。ストレージは重要ですので
すべてクラスタリングで二重化しています。これもオープンソースを
利用しています。以前より弊社サーバーの多くはクラスタリング環境
ですのでノウハウはありました。

このような書くと簡単に導入出来たようにみえますが、実際は
本番環境への導入前、意図的に障害を発生させ色々テストしました。
LANケーブルを突然抜く、ストレージを停止するとか…
本当にシステムが壊れてしまうこともありましたが、原因を追求し
対策しました。このような作業は重要ですね。

ということで弊社のプライベートクラウドサービスである。
「EN-Cloud」のホームページは↓こちらです。

https://www.evolutionnetworks.net/servce/cloud.html

日本でデモのご希望があればご連絡ください。
日本から数分で中国のデータセンターにあるインフラ上でサーバーを作成…
しかも日本から高速アクセス…というデモをいたします。


■ あとがき

上海滞在時は家からオフィスまでの距離10Kmをたまに100分かけて
歩いております。マスクをしながら歩いていると酸欠状態になります。

プライベートクラウド(その1)

クラウドと言ってもIaaS,PaaS,SaaSなど色々ありますが、今回は
リソースをオンデマンドで提供するIaaSです。簡単に説明しますと
PCのブラウザで管理画面を開きクリックしていくと
数分でサーバーが出来てしまうというサービスです。
プライベートクラウドとはIaaSを自社のインフラに導入するというものです。

数年前まだIaaSという用語が使われていなかった頃の話しです。
そのころは「オンデマンド…」という用語だったと思います。
CPUやハードディスク、メモリが足りなくなったらハードウェアを
追加する…という概念に大変興味を持ちました。
でもその当時は「難しそう」とか「高そう」というイメージで
自社で導入するのは無理と考えておりました。

その後、VMwareやCitrixなど「仮想化OS」を提供しているメーカーが
企業のネットワークにクラウドを構築する製品をリリースしました。
しかし…ライセンスが高い。さらに必要とするストレージがSANなど
高価なインフラを必要とします。簡単に検証することは出来ません。

あれから数年…出来ました。弊社でもプライベートクラウドが…
何と今ではオープンソースソフトウエアだけで構築出来てしまいます。
時間とやる気と…そしてちょっとした気合があれば出来ます。
ITインフラの構築・運用の仕事を始めて15年ほどですが、
VPN以来のワクワク感です。

そもそもプライベートクラウドを導入する目的ですが
正直言いますと私の仕事が楽になる…それだけ…ではいけません。
テンプレートからOSを起動、稼働中の「仮想サーバー」を
他の「物理サーバー」へ停止せずに移動、データセンターを選択して
サーバーを起動…などなどSEが幸せになれる機能が盛り沢山です。
「物理サーバー」を「仮想サーバー」へ集約するだけでは得られない
メリットがあります。

プライベートクラウドのサービス提供にあたり
ネーミングは日中間大容量ファイル送受信の「EN-Disk」に続く
シリーズネタとして「EN-Cloud」としました。

https://www.evolutionnetworks.net/service/cloud.html

今、上海ですが今週後半から東京です。デモのご希望があればご連絡ください。
日本から数分で中国のデータセンターにあるインフラ上でサーバーを作成…
しかも日本から超高速アクセス…というデモをいたします。

次回は実際に構築した時ことをお送りします。


■ あとがき

毎年恒例のF1チャイナグランプリを観に行きました。
マスクしている人は少数でしたが、例年より外国人が少なかったような
気がします。