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会社設立10周年

今日、上海で起業してから10年になりました。

私が初めて中国に来たのは以前勤めていた会社で中国を担当していた時で
1999年です。1999年から2000年の年越しは2000年対応で北京におりました。
その後、1年半ほど長期出張で上海におりました。2001年日本帰国後に
退職しその後、上海へ戻って2003年03月06日に起業しました。

起業当初の主な事業内容はお客様オフィスのLAN導入やサーバー、PCの
メンテナンスがメインでした。そのころは中国に進出する日本企業が
中国でドメインを取得してメールを使うのが一般的になりはじめた頃です。
弊社のオフィスにラックを設置してメールサービスを提供し始めました。
狭いオフィスに複数台サーバーを設置していると音もですが、熱が
凄かったです。その後すぐにデータセンターへサーバーを移設しました。
データセンターへの移設など中国での出来事は下記の過去のブログをご参照ください。

そして今は…クラウドです。
PCのブラウザでクラウドの管理画面を開きます。まずは中国電信、
中国聯通、東京などからサーバーを起動したいデータセンターを選択します。
それからサーバーのスペックを決めて「起動」をクリックすると…
数分後にはサーバーが出来上がっています。
このようなサービスは多くのIT企業がサービスを提供しておりますが、
中国特有のトラブルや規制さらに日中間ネットワークが遅いなどの
問題にも対応することが弊社の強みと考えております。

ネットワーク、サーバー、アプリなどの技術的にディープなお話しでも
私自身が対応いたしますのでご相談ください。

これからもEVOLUTION NETWORKS(上海宏司計算机信息有限公司)を
よろしくお願い致します。


■ あとがき

今、東京ですが、そろそろ上海に戻ります。

ADSLから光回線へ切り替え

日本から上海へ戻ったらADSL回線が光回線になっていました。
オフィスではなく自宅の回線です。
今までは下り4MbpsのADSLだったのが10Mbps共用の光回線になりました。
ということで早速計測したところ4Mbpsくらいです。
ん~あまり変わっていないのは気のせいということにしておきましょう。

ADSLが光回線になってハッピーエンドになるはずが…
そうはいきません。期待に答えて今回もヤッテくれました。

まずはネットワーク構成ですが、下記のようになっています。

[光ファイバー]-[光終端装置(多機能)]-[ルーター]-[PC]

上海のオフィスでは光回線を契約すると電話会社のお兄さんが来て
オフィスの天井からLANケーブルを引っ張って終了というのが
一般的です。そうなんです。光ファイバーケーブルではないのです。
でも今回、自宅の光回線は光ファイバーケーブルがきています。
余談ですが、あるお客様が光回線を契約したらオフィスに
太さが1cmくらいある固いダークファイバケーブルが5mくらい
引きこまれており直径1Mくらいの大きさにぐるぐると巻かれて
放置されておりました。

光終端装置…セットトップボックスとでもいうのでしょうか?
光ファイバをLANケーブルに変換する以外にもIP電話、IP-TV、
ルーターなど色々な機能があるみたいです。

ルーターのLAN側には「プライベートIPアドレス」を設定しています。
ルーターのWAN側には「グローバルIPアドレス」を設定して…ん?
違う「プライベートIPアドレス」になっている。
ADSLの時はISPへPPPoEで接続しルーターのWAN側には
「グローバルIPアドレス」が割り振れていました。

「[光終端装置(多機能)」が非常に怪しいです。
どうやらルーター機能があるらしく「光終端装置」から「ルーター」に
「プライベートIPアドレス」を割り振っているようです。
おそらく「光終端装置」が「ルーターモード」で機能していると
思われます。「ブリッジモード」にすれば解決するはず…
ということで「光終端装置」をひっくり返します。
すると…ログインIDとパスワードが書かれています。
早速、管理画面にログインしてみますが…無いです。
設定する画面が…現在の設定情報があるだけです。
「ログインID」が「useradmin」というのが気になります。
たぶんもっとエライ「ログインID」があるような気がします。

ということで翌日、会社のスタッフにお願いして電話会社へ
問い合わせてもらいました。結論…誰もわからない。
電話をたらい回しにされます。そのうちにスタッフが
怒り出しました。本気モードに突入してしまいました。
30分ほどすると…完全にブチ切れています。
自宅の回線だからそこまでしなくても…
と思いつつも経過を見守ることにしました。

翌日、ようやく有力な情報を得ることが出来ました。
やはりありました。エライ「ログインID」が…
自宅に帰ってから光終端装置へログインしたところ
設定するところが出てきました。

しかし…WAN側のIPアドレスを自動取得にしてもダメです。
上海では企業向けの光回線=固定IPアドレスというのが
一般的ですので、どうすれば良いのか悩み自動取得にしましたが、
やはりダメでした。

翌日、また会社のスタッフにお願いして電話会社へ
問い合わせてもらいましたが…誰もわからない。
いつものように電話をたらい回しにされます。
そうして夕方に電話会社から電話がありました。
結論…「PPPoE」のIDとパスワードが必要。
難しい問題ではありませんでした。


■ あとがき

そろそろ春節モードになるのでしょうか。ということは例のスゴイ壁の
設定を変更するのでしょうか?設定ミスでトラブルなんてことには
ならないでほしいです。

ネットワークが遅い(その2)

現在「封網」の期間です。「封網」=「ネット規制」では無いのですが、
インターネットが遅くなります。この期間になるとネットワーク回線の
工事がストップします。さらにデータセンターへの機器の搬入搬出は
制限されます。

その影響か中国電信と中国聯通の一部通信経路で通常10ms以下である遅延が
50ms前後となってます。さらに夕方から夜間にかけ200ms前後になります。
これが通信の南北問題と思われます。↓このような状況です。

https://www.evolutionnetworks.net/support/

以前より弊社は中国電信と中国聯通のデータセンターを利用しております。
今までそれほど通信の南北問題の影響は受けておりませんでしたが、
最近はまれに影響を受けることがあります。
この問題に対し中国電信と中国聯通の回線が使えるマルチキャリアの
データセンターで対応しております。弊社は昨年春に中国の通信会社と
代理店契約を締結し弊社自身もそのデータセンターを利用しております。
最近は特にマルチキャリアのデータセンターを活用し対応することが
増えております。具体的な方法はお客様のネットワーク構成にも
よりますので個別にご相談ください。

日本の通信会社やSI企業が中国でデータセンター事業を展開されており
多くの日系企業が利用されていると思いますが、
中国で外資系データセンターの一ヶ所にシステムを統合するのは
リスクがあると思われます。特に最近の日中間の情勢を踏まえると
データーセンターを分散するのが良いかと思います。

中国から日本にある業務システムへのアクセスやGoogleAppsへの
アクセスが遅いという問題でお困りであればお問い合わせください。

Google Apps from チャイナ
https://www.evolutionnetworks.net/service/google.html


■ あとがき

上海の状況ですが、公安が増えたかな?というくらいです。
私の行動範囲に日本人はあまりいませんのでスーツだとすぐに日本人だと
わかります。トラブルに巻き込まれるのを避けるため最近は普段着で
出社しています。しかも週に数回は地下鉄ではなく徒歩で…
家から会社まで10Kmおよそ1時間40分です。
運動不足の解消には良いです…でもちょっと遠い。

中国でのデータセンター選び

インターネットでニュース記事を見ていたところ
中国のデータセンターについての記事が増えているようです。
中国へ進出してからしばらくするとグループ企業の
社内システムをデータセンターに統合するということになるとのことです。

その記事によると..「人民解放軍が護衛するDCなら安全だ」と書いてあります。
ホッ本当ですか?日本人的な考えでは「軍の警備=安全」となるのでしょうか?
人民解放軍が護衛しているということは政府系のシステムが
あるかもしれないので不測の事態が発生した時にネットを遮断されたり
人民解放軍に行く手を阻まれ入館することが出来ない…明確な理由無く
突然出ていけと言われる…などが予想されます。
書いている自分でも考え過ぎだろうと思いますが、何があるか
わからないのが中国です。

弊社では2005年から中国で複数のデータセンターを利用しております。
ラックの鍵や機器の搬入搬出を厳重に管理しているが、
ネットワークが普通。一方ではラックは開けっ放しであるなど
管理が徹底されていないが、ネットワークが高速であるというように
日本から出張し見学しただけではわかりません。

外からみたセキュリティやデータセンターがマルチキャリアに
対応していることを重要視するより物理的に別のデータセンターも
併用するのが良いかと思います。特にネットワークが遅いなどの
トラブル時にデータセンター側は「ハッカーです」という
回答で終了してしまいますので自社で対策を考える必要があります。
弊社ではデータセンターが利用出来なくなった時のことを考えて
複数のデータセンターを利用しております。

弊社でデータセンターとの交渉などを担当しているスタッフを
みているとデータセンターや通信会社の担当者と仲良くしています。
弊社のお客様からは「兄貴」と呼ばれています。
ハードよりソフト…特にコミュニケーションが大切のようです。
例えば電源コンセントが不足した時、普通に申請した場合、
事務的に「3営業日以降になります」で終了してしまいますが、
仲が良いと「OK今すぐ用意するぜ兄貴」となります。

データセンターを選ぶ際のポイントとなるネットワークですが、
中国国内で5~50ms、日中間で50~90msもちろんパケットロスは0%という
のがベストではないでしょうか。

↓ここにある「レスポンス(今月)」というところみていただければ
現在のネットワーク状況がわかると思います。
国慶節前なのになぜか絶好調です。
https://www.evolutionnetworks.net/support/


■ あとがき

結論…
1.データセンターは使ってみなけれわからない。
2.自分のことは自分で守る。
3.ポイントは担当者間のコミュニケーション

ネットワークが遅い

「ネットワークが遅い」…よく聞く話ですね。正確には
「中国から日本のホームページを開くのが遅い」です。
他にも日本から中国にあるサーバーをメンテナンスしている時に
画面が固まる…などです。10年以上前から中国でITインフラの仕事を
しているのですが、昔から某日本のISPへのアクセスは遅いです。
回線の増強が追いついていないのか意図的にそのように
しているかは不明ですが…

私は元来人間より機器とのコミュニケーションを好む性質の生き物です。
機器とはコマンドラインからキーボードでポチポチとコマンドを
打ち込み会話します。言語と言えば日本語以外にJavaとJavaScriptで
会話します。なのでコンサルティングとか人前でプレゼンする
というのが非常に苦手…イヤ無理です。
とは言ってもお問い合わせを受けて説明に伺い話しをしなければならない
ことがあります。

ということで営業トークが苦手な私は具体的な数値をあげて
説明することにしております。例えば中国電信から日本の一部ISPへの
通信経路でパケットロスが発生しており特に08:00~20:00の間は
通常よりも遅延が発生している…とかです。
具体的には↓こんな感じです。

https://www.evolutionnetworks.net/support/

でも本当は日中間のネットワークは速いというのを数値で説明します。
例えば下記は平日の10:30頃に日中間インターネットを計測した結果です。

遅延:平均52ms
パケットロス: 0%
速度:6~9Mbps(HTTP)

どうですか?遅くないですよね?
数値だけではなくモバイルPCから弊社データセンターへリモート接続して
速度を計測したりリモートデスクトップでWindowsを操作して
実際にデモします。しかも心の中でドヤ顔をしながらです…

弊社では複数の監視ツールなどを利用してデーターを収集し
分析しております。それを元に対策を実施しております。
日中間のネットワークが遅い場合はご相談ください。


■ あとがき

夏になると上海ではへそ出しルックでと~ってもセクシぃ~な衣装を
着た…..おじさんが増える。シャツを胸までたくし上げてる….
オレもやるかな?ワイルドだろぅ?

クラウド(その2)

今回はクラウド(IaaS)のAmazon Web Services(以下AWS)です。
以前ニュースサイトで「米国ではAWSを使えないエンジニアはダメだ」
という記事を読んでしまい「なぬぅ~AWS使えないとエンジニアじゃないの?」
と過大解釈してしまいしばらくAWSで遊んで…じゃなかった調査していました。

AWSはブラウザから設定するだけでインフラが出来てしまいます。
ラックを借りて回線を用意してハードウェアを準備してOSをインストール
して…という作業が不要です。ブラウザから設定するだけでインフラが
出来るというのは衝撃的です。以前からブラウザでクリックしてOSが
起動するというVPS(仮想サーバー)のサービスはありますが、
インフラが出来てしまうのはスゴイです。
ブラウザ以外にもキーボードをカチカチ叩きAPI経由でも設定可能です。
こちらの方が断然カッコイイです。もしかしてオレってスゴイと
一瞬勘違いしてしまうくらいです。

今では多数のIT企業が同じようなクラウド(IaaS)をサービスしておりますが、
AWSは規模も技術も別世界という感じです。

例えばデータセンターです。日本のIT企業が提供するクラウド(IaaS)の場合
東日本だけとか東日本と西日本というパターンが多いようです。
最近では米国というのも増えているようです。
AWSはというと「米国東海岸,米国西海岸,アイルランド,シンガポール,
東京,ブラジル」です。さらにそれぞれの国で物理的に離れた
場所にデータセンターが複数あるとのことです。

機能面でもロードバランサーやストレージ、データベースのサービスは
一般にありますが、VPC(バーチャル・プライベート・クラウド)というのが
あります。簡単に言うと自社専用のインフラがクラウド上に持てます。
しかも世界中にあるAWSの拠点から選べます。
自社のネットワークとVPCはインターネットVPNで接続出来ます。
しかもインターネットVPNの接続は標準で経路が二重化されます。
社内インフラを海外まで拡張出来てしまいます。

早速中国からもAWSを使おう!と思うのですが、そう簡単にはいかないのが
中国です。東京もシンガポールも一部の経路では遅延とパケットロスが
酷すぎます。ということで対策が必要ですので中国からAWSの利用で
お困りでしたらご相談ください。


■ あとがき

会社ではずっと座っていることが多いので運動不足になります。
これではイカンということで歩いています。いわゆるウォーキングです。

シューズにセンサーを付けてiPhoneで走行距離や消費カロリーを
計測しながら会社から家までの間を歩いています。
距離は10kmで時間にして1時間50分くらいです…遠すぎる。

最近、ブログやメルマガよりツイート(@shanghai_it)するほうが多いです。

日中間ネットワークの構築方法

日本の本社と中国の工場をネットワークで接続するのに国際IP-VPNを
使用されている企業様は多いと思います。でも最初からというわけでは
無いようです。大企業様といえど最初はコスト重視で、とりあえずは
インターネットVPNで日中間を接続してみるというパターンが多いようです。
大企業様ですので当然、中国でも日本の大手通信会社様がネットワークの
構築を担当するのですが、実際構築してみたら速度が出ないという
パターンになるようです。(当然、日本の大手通信会社様は原因と
解決方法は知っていると思います)そこで弊社に問い合わせ頂き弊社の
サービスをご利用いただくことがあります。大企業様ですので、
いずれは国際IP-VPNへ移行します。これは弊社のサービス品質
というよりは日本側で決定するという政治的な話しなのでどうしょうも
ないことです。というより大企業様でも使える品質というのが
証明されたことになります。

しかし弊社としては絶対インターネットVPNをおすすするという
わけではありません。用途によっては国際IP-VPNが適している場合が
あります。そこで国際IP-VPNとインターネットVPNを併用する
ハイブリットなネットワークです。基幹システムなど切れては困る
通信には国際IP-VPN、そして社内ポータルなど情報系の通信には
インターネットVPNというメリハリのあるネットワーク構成は
いかがでしょうか?

日中間の国際IP-VPNは過去に台湾南沖の地震により海底ケーブルが
切断され通信が切れたということが数年毎におきております。
その時でもインターネットVPNは速度は遅くなりますが、
通信は出来ておりました。そのためバックアップとしてもよいのでは
ないでしょうか。

弊社では中国の通信会社と提携しておりますので国際IP-VPNも
ご提案可能です。永年中国の通信事情に撃沈されてきた弊社が
窓口となりますのでご安心ください。


■ あとがき

そろそろ弊社の設備が不足してきたので増強しなければなりません。
良い通信回線が確保出来るか心配です。残り少くなってきた爆速回線は
これが最後のチェンスです!私は今、東京におりますので
デモをご希望であればお問い合わせください。爆速回線をデモします。
といってデモに行ったら激遅回線だったりして…

お問い合わせは↓こちらからどうぞ
https://www.evolutionnetworks.net

中国進出セミナー

最近、インターネット関連の企業が中国へ進出するのが流行っているようです。
日本でも中国進出セミナーなるものが多数開催されているようです。
ネットにも色々と情報が書かれておりますが、今回はその内容を
検証…ではなくツッコミしてみたいと思いやす。

その1.
中国国内の通信であっても海外を経由することがある

ほっホントですか?10年以上中国でITの仕事してますけど
お目にかかったことがござりませぬ。
単なる私の「知識」不足なだけなのかもしれません。
中国から日本への通信で米国を経由するというのは「数回」みたことが
ありますけど…

中国電信と中国聯通の一部で遅くなることはあります。
調べればどこにあるルーターなのかわかります。
そして改善されないことも…通信事業者様が改善していただくのを
期待しましょう…というわけにはいきませんので自社で
気合と根性で対策しましょう。

その2.
マルチキャリアのデータセンターは高い

日本のデータセンターよりは安いと思います。
見積をみて日本と価格が変わらないのであれば…
それは「安心」がプラスされているのだと前向きに考えるよが
よろしいかと思います。たぶん…

その3.
中国の通信会社のデータセンターでは他社の通信回線が引き込めない

あれ?先日、通信会社のデータセンターへ見学しに行ったところ
他社の通信回線ひけますと言っていました。
ただし「言っていた」だけですので実際に申請して開通して
pingが通るまでは…


■ あとがき

中国進出セミナーも良いのですが、中国へ来てトラブルを体験するのが
一番良いのかと思います。私の場合、毎日…ではなく人生そのものが
トラブルであるのは気のせでしょうか?

BCPとVPS

今回はBCPとVPSについてです。
BCP(Business Continuity Plan)とは日本語で事業継続計画のことです。
VPS(Virtual Private Server)とは日本語で仮想専用サーバーのことです。

東日本大震災発生以降、多くの企業ではBCPを検討されていると思います。
IT関連だと社内や東京のデータセンターにあるシステムを
東京以外にバックアップすることを検討されていると思います。

東京以外のデータセンターにラックを借りて機器を設置してとなると
時間やコストもかかります。SI会社に構築を普通に依頼すると見積金額が
スゴイことになっていると思います。そこでVPSはいかがでしょうか。

日本でも昨年より多くのISPやホスティング会社がVPSのサービスを
開始しております。弊社でも利用すべくA社とB社比較してみました。

まずはA社のVPS…利用を開始してから数ヶ月後に突然サーバーの
設定ファイルが書き換えられるという現象が発生しました。
最初はセキュリテーホールをつかれ侵入されたと思い調査しておりましたが、
A社がメンテナンス時に書き換えたということが判明しました。
VPSを稼働させている仮想OSにて一括で設定ファイルを書き換えるという機能が
あるらしくメンテナンス時に書き換えてしまったようです。
お客のデータを書き換えるということはデーターにもアクセス出来るという
ことなのでA社のVPSにデータを置くのはキケンと判断し
データは置いておりません。ただし外部に公開している弊社のシステムを
外部からチェックするという用途で監視システムとして利用しています。

次はB社のVPS…しばらく検証した結果、安定性や性能に問題無いという
結論となりました。実際に利用するとなるとセキュリティ対策が必要です。
VPSへのアクセスはVPS上で設定するファイアーウォールで
細かくアクセス制御をします。さらに弊社データセンターとはSSL-VPNで
接続しますので、プライベートIPアドレスで通信出来きあたかも
データセンターを追加したかのようです。しかもこれらの設定はすべて
インターネットでリモートから作業出来ます。

ということでVPSサービスの選定からSSL-VPNの接続など
時間やコストをかけないバックアップシステムの構築をサポートしますので
ご相談ください。

https://www.evolutionnetworks.net


■ あとがき

ここしばらくクラウド(IaaS)にはまっています。
日本企業もガンバっていますが、米国企業…最強です。

Google Apps from チャイナ

「Google Apps」知っていますか?Gmailやカレンダー、チャットなど
機能豊富なグループウェアです。しかも独自ドメインが使えます。

弊社ではメールサーバーは自社運用ですが、スケジュール共有と
チャットなどにGoogle Appsを使っています。

メールにGoogle Appsを使っていないのは、メールの問題が発生した場合、
詳細を調査する必要があるからです。中国のインターネットでは
日本ではありえない現象が発生します。メール送信時に、送信元の
サーバーでエラーとなっているが、送信先のサーバーではログが
無いとか….ありえないと思いますが、中国ではありえます。
インターネットの「どこか」で親切にエラーを返してくれているようです。

ということで弊社でメールのシステムをコントロール出来ないと大変です。
お客様から怒られます…というより弊社の女性スタッフが
私にブチキレます。怖いです。身の危険を感じます。

Gmailを個人的に使われている人は多いと思いますが、
以前より企業でもメールをホスティングサービスからGoogle Appsへ
移行する事例が増えているようです。移行の際に海外拠点のメールも
Google Appsへ統一する企業もあるようです。

Google Appsへ移行した場合、日本や欧米では問題無いと思いますが、
中国からのアクセス速度が問題になるようです。
ある拠点からは快適にアクセス出来るのに、ある拠点では遅すぎて
業務に影響している…しかも時間帯によっては普通に使えるので
解決出来ずに困っているという問題などです。

最近、Google Appsの販売代理店から問い合わせが増えております。
「数千アカウントを移行したが中国の一部から遅くて困っている」
という相談です。

では弊社が解決しましょう!…ということで新ネタです。

Google Apps from チャイナ
https://www.evolutionnetworks.net/service/google.html

クライアントの設定方法は簡単…PCのブラウザに設定を
していただくだけです。

ただし中国政府とGoogleさんが喧嘩して中国からGoogleへの
アクセスを遮断したら使えなくなる可能性がありますので
ご了承ください。もし遮断されても数日で回復すると思いますが…


■ あとがき

今、IaaSにハマっています。ラックを契約しなくても拠点を追加できますね。
ということは…想像しただけでもワクワクします。