中国のデータセンター引っ越し(後編)
前回は移転先のデータセンターを決めたところまで書きました。
今回はサービス内容の交渉と移転作業についてです。
中国は基本、個人対個人の交渉ですので、いくら契約を締結していても
意味をなさないことがあります。今回はそんな典型的な例で
移転先でも現在の契約と同等のラックや回線のサービスを利用したいと
データセンター側の担当者に言ったところ
「今の契約は知らない」ということで今回も撃沈されてしまいました。
ということで新たに契約の交渉となります。
要するに強制的に解約させられてから新規の申し込みとなります。
弊社はデータセンターを長年利用しているので、昔はかなり安かったので
新規契約となると大幅値上げとなります。さらに標準サービスだったのが
オプションサービスになっております。
毎度の事ですが、IPアドレスのサブネットを他社と共用ではなく
弊社専用にしてほしいと何度も言ったのですが、事前に連絡があった
IPアドレスは…当然他社と共用でした。当然後日、弊社専用の
サブネットにしてもらいました。
私は日本にいたので知りませんでしたが、後日聞いた話しだと
データセンター側の担当者と弊社スタッフとの話し会い(喧嘩)で、
話しの内容がまったく噛み合わず漫才をしているようで
周りのスタッフが毎日爆笑していたそうです。
そんなスタッフの努力もあり移転作業当日は
怖いくらいに順調に作業が進み無事終了しました。
現在も移転先のデータセンターで弊社の機器は安定稼働しております。
データセンター引っ越し作業完了でほっとしたのもつかの間
さらに別のデータセンターでも移転しなさいと通告が来ました。
データセンターの引っ越しなら弊社におまかせください!…って
弊社は引っ越し専門業者ではございません。
中国のITで困った…を解決する会社でございます。
■ あとがき
最近、横断歩道を渡っている時、右左折して来る車が一時停止してくれる
場合が増えており非常に困惑しております。基本、中国では歩行者より車が
優先ですので横断歩道の信号が青でも歩行者に向かって車が突進してきます。
歩行者優先は良いことですが、今どちらが優先なのかわからずキケンです。