中国でのネットワーク構築 (その2)

前回は中国でのネットワーク構築時に遭遇する出来事について書きました。
今回はその続きです。ようやくインターネット回線を切り替えることが出来
続いて工場内部のネットワーク配線を切替える作業にかかりました。
すでに工場内には新しいLANケーブルが配線されておりラックまで来ており
きれいに束ねてあります。ちゃんとシールが貼られており番号も書いてあります。
しかし…ケーブルに貼ったシールの文字が解読不能。
配線した業者に聞いてもいい加減な答えしか返ってこない。
そこでお客さんと相談。

私:どのLANケーブルかわかりませんね。

お客さん:ん~そうだね。

私:では、原始的な方法で…

お客さん:何?

私:ビンゴゲーム!

お客さん:了解。

ということで携帯電話で連絡をとりながら1本づつハブにLANケーブルを差込み
ハブのランプが光れば「ビンゴ!」です。これが一番早いです。

内部ネットワークの配線切替作業が出来ました。
お客様のオフィスは移転予定ですので移転先でネットワークの接続テストを
実施することにしました。まずは移転先のハブにPCを接続し
現在のオフィスに設置してあるPCにpingコマンドで反応を試してみました。
「反応なし」です。今度はプリンタサーバにpingです…反応なし
配線は間違っていないのは確かです。ハブのランプを確認しても問題なし….
お客様のオフィスへ戻ることにしました。そこには他の業者が数名いました。
イヤ予感…的中です。pingが反応しない原因…まず1つ目は
「PCのIPアドレスを勝手に変えた」それからもう1つは
「プリンタサーバのケーブルを抜いた」です。
日本でもこのようなことはあると思いますが中国ではよくあることです。


■ あとがき

先月、自社に設置してあるサーバをデータセンターに移設しました。
次回は移設時の珍道中をお送りします。