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中国でのスパムメール対策

今回は中国でのスパムメール対策についてです。
スパムメール増えていませんか?最近は英語だけでなく秋くらいからは
日本語のスパムメールが増えてます。
「もうすぐクリスマス。相手をみつけなくっちゃー!」というメールです。
件名も工夫しておりいつも感心しております。

中国からスパムメールが、たくさん発信されているという話しを聞きますが、
今、中国のインターネットでは急激な勢いでサーバーが増えてます。
一部のホスティング業者がイケイケどんどんでスパムメール対策をせずに
メールサーバーを増やしているからだと予想しております。

弊社が利用しているデーターセンターをみるとラック一杯にサーバーを
詰め込み…配線ぐちゃぐぢゃ、ラックの扉開けっ放しという会社があります。
このような状況ではスパムメール対策しているとは思いません。(してるかも..)
もちろん綺麗に配線している業者もおります。弊社も美しく配線しています。

弊社ではスパムメール対策の機械を導入してチェックしているのですが、
それだけだと不十分です。なぜかと申しますと…
日本のメールサーバーで無条件に中国からのメールを拒否するメールサーバーが
あるからです。そのメールサーバーへ送ろうとして拒否されメールが滞留します。
そのようなメールは個別に対応しなければならず大変です。
中国の他のホスティング業者ではそこまでしていないと思います。

中国の大手ホステイング業者も対策をしていないわけではありません。
でもやり方が…ある日の出来事。いつものようにメールサーバーのメール配信状況を
監視しておりました。すると…中国で有名なポータルサイトでサービスしている
フリーメール宛のメールが配信エラーになっております。
メール配信の記録を見ると….拒否されております…よ~く見ると
ホームページアドレスが書いてあります。ホームページへアクセスしてみると
下記のようなメッセージが表示されます。

あなたのサーバーのIPアドレスはxxxのスパム対策システムにより拒否されました。
もしあなたのメールサーバーがスパムメールを送っていないもしくはスパム業者に
利用されていないのであればメールに必要事項を記入し「xxx@xxx.com」まで
お送ってださい。

「はぁ~」それを見た私はしばらく思考が停止しました。
これってもしかして送り先のスパムメール対策システムに送り側メールサーバーの
IPアドレスを登録しなければ受け付けてくれないってことでしょうか…
あたりです。これぞ究極のスパムメール対策です。かなり強引です。
大きいものが強い…中国でのキホンです。


■ あとがき

中国でのスパムメール対策はいかがでしたでしょうか?
中国から日本へメールが届かずお悩みでしたらご相談ください。
無料でメールアドレスを発行し一ヶ月間お試し頂けます。
それから弊社のホスティングサービスをご検討ください。

オープンソースでシステム開発

今回はシステム開発についてです。
弊社はサーバーやネットワークがメインで開発はやっていなかったのですが、
お客様からのご要望でシステムを開発することになりました。

思い起こせば故郷から「プログラマーになるんだ!」と東京へ出てきて
十数年…なぜか今は上海でサーバー、ネットワークの仕事してます。

今回の開発はすべてオープンソースで開発しました。
オープンソースとは簡単に言えば無料のソフトウェアです。とはいっても色々な
ライセンス方式で公開されいます。無料ですので当然サポートや保障はありません。
すべて自己責任で…ということになります。

私はこの仕事を始めたころからOSのカーネルとアプリケーションは
ソースコード(プログラム)をダウンロードしコンパイルして使うという方法で
やってきましたが….技術者によってはオープンソースを非常に嫌う人がいます。

以前勤めていた会社で他社の技術者との会話です。

技術者:インターネット関連のサーバーでOSは何使っているの?

私:Linuxです。

技術者:ダメダメ

私:なぜですか?

技術者:サポートないから

私:何がおすすめですか?

技術者:商用OS

私:予算が限られている場合はどうすればいいですか?

技術者:…Linuxダメダメ!

確かに企業で使う場合条件によっては商用のOSとアプリケーションが適しています。
昔、WindowsNT4.0を使っていたころサーバーのモニター画面が急に真っ青になって
停止した時、私の顔も真っ青になったのを覚えています。
画面に表示されている英語と呪文のような英数字が羅列されているのを見ていくと
一番下に英語で「管理者に連絡してください」と書いているではないですか。
すかさず管理者に連絡しようと電話をとったのですがよく考えてみれば…
自分だろうと気がつきました。ひとりでボケとツッコミやってました。

でも今のWindowsはブルー画面で停止するようなことは滅多になくなりました。
オープンソースにはない便利な機能もあるので今はお客様のネットワークに
サーバーを導入する場合はWindowsとLinux、または他のOSなど使い分けています。
すべてのシステムでオープンソースが適しているわけではありませんので
ご注意ください適材適所です。オープンソースのよい点の一つとして
インターネットに情報が沢山あることです。
特に海外で一人サーバーの導入などをしている時、問題にぶちあったた時には
聞く人もいないので大変助かります。

今回の開発はOS,データーベース,アプリケーションサーバ,開発ツールなど
すべてオープンソースを使用しました。開発言語はJavaを使用したのですが、
非常に進化しており便利になりました。データベースにあるデータから
PDFファイルを作成したりExcelファイルで表を作成したり…
昔はいちいち開発しなければならなく大変でしたが、
今は色々はライブラリー(ソフトウェアの部品)が豊富で便利になりました。
思い起こせば10年前の1995年、初めてJavaを見たときは衝撃的でした。
ブラウザで画像が動いている!今でも忘れません。
Javaで画像を動かし自己満足してましたのを覚えています。


■ あとがき

今回は上海と関係ない話題になってしまいました。
システム開発を始めたということでSaaS開始しました。→ https://www.evolutionnetworks.net

色々な問い合わせ

会社を設立してから2年半…色々な問い合わせがきました。

<その1>
インターネットが遅い…春頃は特に多くの問い合わせがありました。
しかも同業者のIT関連企業からの問い合わせががほとんどです。
自社にネットワーク技術者がいるのに…ちょっと調べれば
わかることなので聞いてくるのが不思議です。インターネットが
遅いというのは原因となっている部分のネットワークを管理している
ISPに問い合わせないと原因の特定は無理と思うのですが…
5年近く中国でサーバーやネットワークの仕事しているのでどこで何が
原因であるかは想像できますが…証拠が無いのではっきり言えません。
対策方法はいくつかありますが…でも普通のやり方ではないので
問い合わせを頂いた企業様に提案すると反応はよくありません。
心のなかではきっと「はぁ~?なんじゃそりゃ?」と
思われているかもしれません。_| ̄|○

<その2>
メールのトラブル…これも前から多い問い合わせです。
中国のホスティング業者を利用している企業で多いのは朝夕メールが使えない
という問題です。サービス料金が破格の値段ですのでしょうがないと思います。
それから「大きい添付ファイルが送れない」「受信が出来ても送信が出来ない」
またはその逆などなど…この問題に共通していることは中国から
日本にあるメールサーバーを使っているということです。
この問題は「その1」とも関係しています。
解決策はずばり弊社のホスティングを利用して頂くことです。
(宣伝になってしまいました。)これで解決する事例が増えてます。

ホスティングサービスはこちら→ https://www.evolutionnetworks.net/service/hosting.html

<その3>
法律の問い合わせ…これにはどう対応してよいのか困ってしまいます。
中国ってグレーな部分が多いのではっきり言えません…というより
法律事務所じゃないので…

<その4>
PCはどこで購入するの…現金を握りしめてPCショップへ行くのです!
という方法もありますが、代理店やインターネットから購入します。


■ あとがき

弊社が利用しているデータセンターですが、数週間ぶりに行ったら
空いていたラックが他社のサーバーで一杯になっていました。すごい勢いです。

中国のデータセンター(その2)

サーバーをデータセンターに移設してから「140日」…問題なしです。
今年の夏も無事乗り越えることが出来そうです。(当たり前か…)

今回はデータセンターへサーバーを移設したときの出来事です。

移設の3週間前…データセンターと契約しサーバーの移設日を決めました。

移設の2週間前…弊社のサービスを利用して頂いているお客様へ
サーバー移設に伴うサービス停止をアナウンスしました。

移設の1週間前…ドメインを管理しているDNSサーバーの設定を変更しました。
使用しているIPアドレスの情報を最長1週間キャッシュに保存する設定を
1時間にしてネットワーク変更に伴うトラブルを防止するためです。

そして移設当日…サーバー停止、梱包、運搬、搬入、ラックへの設置…
までは順調でした。そして「はりきって電源オン!」
まずはスイッチにPCを接続してネットワークの確認です。
「pingコマンド」で外部のサーバーへの接続テスト….NGです(ちょっと動揺)
IPアドレスの設定を確認したりケーブルを換えてみたりしましたがダメです(動揺)
すぐデータセンターのSEを呼び状況を説明し原因の調査をお願いしました。
データセンターのSEが弊社スイッチの設定を見せてくれと言ったので
見せました。すると…「このIPアドレス使って…」と設定したものとは違う
IPアドレスを書いた紙を渡されました。ということはDNSサーバーなどの設定を
変更しなければならなくなり今までの準備が無駄になります(かなり動揺)
「はぁ~何でイヤだぁ!」と言う間もなくデータセンターのSEは
撤収してしまいました。文句を言っても仕方がありません。
すぐに設定変更作業にとりかかりました。結局、作業は徹夜になりました。
IPアドレスを変更しなければならなくなった原因ですが
どうも弊社が使用しているスイッチとデータセンターが使用しているスイッチが
同じメーカーの物らしく一部の設定情報が重複していたため通信が出来なかったようです。
対策として違うスイッチに接続を変更したためIPアドレスが変更になったようです。
作業確認書を作成したり準備は完璧と思っていましたが読みが甘かったようです。
何が起こるかわからない…それが中国です。

データセンターへサーバーを移設後はサーバーの導入を依頼された時は
データセンターの利用を提案しているのですが、どうも見えないところに
サーバーを置くということに抵抗があるようです。それとネットワーク管理者を
採用してサーバーを自社で管理したいというのも理由としてあるようです。

中国ではスキルアップするために転職するのはごく一般的です。
ネットワーク管理者を採用して自社でサーバーを管理する場合、
管理者が転職→サーバートラブル→業務停止ということにならないのかなと
考えてます。

ということで(ここから宣伝)

・ネットワーク管理者がいない…
・中国のオフィスや工場にサーバを設置しているが不安…
・データセンターにサーバを置きたいが言葉や商習慣がわからない…
・中国とのデータのやり取りが遅くて困っている…

ということでお悩みであればご相談ください。
下記のサイトで弊社データセンター(上海)との間の回線スピードが測定出来ます。

https://www.evolutionnetworks.net/support/


■ あとがき

しばらく更新が途絶えておりました。理由は…
二ヶ月でファイアウォール5台、サーバー5台、クライアントPC50台の
案件を3名(内コテコテのSE1名)で作業していたためです。
次回は「色々な問い合わせ」についてです。
たまに「はぁ~」と言ってしまう問い合わせがあります。

中国のデータセンター(その1)

中国のデータセンター…どうですか?
今から数年前、北京、上海、広州のデータセンターを見学したことがあります。
セキュリティレベル…かなり低かったです。エレベーターを降りて
オフィスらしきところのドアを開ければそこにはサーバラックがたくさん…
セキュリティレベル限りなく「なし」に等しかったです。データセンターの
営業担当に聞いてみました。「警備員はいますか?」すると…
営業担当が指差す方向にはお茶飲みながらおしゃべりしている
「おばちゃん」がいるではないですか…「お~まいごっと」です。
それ以来中国のデータセンターにサーバを置くということに対して不安がありました。
しかし!オフィスにサーバを設置していると色々なリスクがあります。

ホコリ…中国ってホコリが多いです。サーバにホコリが入るとファンが
壊れやすくなります。「ファンが壊れる→サーバが熱暴走→サーバダウン」です。
それからなぜかハードディスクが壊れやすいです。ですので弊社が設定する
サーバはすべてRAIDにしてます。

電源…中国は慢性的な電力不足です。そのため夏になると電源の増強工事
とかいいながらよく停電します。しかも直前にならないと通知がきません。
ひどい時は予告なしで停電ということもあります。電圧も不安定です。
UPSがカチカチ(バッテリに切り替わる音)いってます

盗難…サーバはラックに設定しているから安心といきません。
あんな大きくて重いものが盗まれることなんて…と考えますが、
何があるかわからない…それが中国です。

インターネット回線…専用線を引けば問題ありませんが、それ以外の回線は
他の企業と回線を共有することになります。中国企業のPCってウィルスたくさん
飼っている場合があります。ウィルスで回線をパンクさせることもあります。

ということで弊社サーバをデータセンターへ移設することにしました。
データセンターの場所は上海市内、弊社のオフィスから
車で10分以内の距離にあります。到着してからまずは入室のチェックがあります。
以前より厳しくなっている(当たり前…)警備は「おばちゃん」ではなく「警備員」です。
サーバルームまでたどり着くまで何度かチェックがあります。
営業担当の案内でデータセンター内を見学しました。
まずは電源…UPSあります。発電設備あります。営業担当いわく
「上海が停電になってもここは大丈夫!」
「向かいのガソリンスタンドからパイプを引いているから自家発電もOK!」だそうです。
サーバルームの空調設備も問題ありません。そして弊社が利用するラックですが、
標準的なサイズです。隣は他社が利用しています。本当はゲージで囲まれたラックを
利用したいのですが、最低6本からですので今は予算的に厳しいです。
ですが、日本に比べ料金がかなり安いのでいずれはゲージで囲まれたラックに
移設しようと考えています。

ということで(ここから宣伝)

・中国のオフィスや工場にサーバを設置しているが不安…
・データセンターにサーバを置きたいが言葉や商習慣がわからない…
・中国とのデータのやり取りが遅くて困っている…

ということでお悩みであればご相談ください。
下記のサイトで弊社データセンター(上海)との間の回線スピードが測定出来ます。

https://www.evolutionnetworks.net/support/


■ あとがき

データセンターへサーバを移設してから二ヶ月が経過しました。
まったくトラブルなしです。なにより精神的に安心です。
次回はデータセンターへサーバを移設した時の出来事…です。

中国でのネットワーク構築 (その2)

前回は中国でのネットワーク構築時に遭遇する出来事について書きました。
今回はその続きです。ようやくインターネット回線を切り替えることが出来
続いて工場内部のネットワーク配線を切替える作業にかかりました。
すでに工場内には新しいLANケーブルが配線されておりラックまで来ており
きれいに束ねてあります。ちゃんとシールが貼られており番号も書いてあります。
しかし…ケーブルに貼ったシールの文字が解読不能。
配線した業者に聞いてもいい加減な答えしか返ってこない。
そこでお客さんと相談。

私:どのLANケーブルかわかりませんね。

お客さん:ん~そうだね。

私:では、原始的な方法で…

お客さん:何?

私:ビンゴゲーム!

お客さん:了解。

ということで携帯電話で連絡をとりながら1本づつハブにLANケーブルを差込み
ハブのランプが光れば「ビンゴ!」です。これが一番早いです。

内部ネットワークの配線切替作業が出来ました。
お客様のオフィスは移転予定ですので移転先でネットワークの接続テストを
実施することにしました。まずは移転先のハブにPCを接続し
現在のオフィスに設置してあるPCにpingコマンドで反応を試してみました。
「反応なし」です。今度はプリンタサーバにpingです…反応なし
配線は間違っていないのは確かです。ハブのランプを確認しても問題なし….
お客様のオフィスへ戻ることにしました。そこには他の業者が数名いました。
イヤ予感…的中です。pingが反応しない原因…まず1つ目は
「PCのIPアドレスを勝手に変えた」それからもう1つは
「プリンタサーバのケーブルを抜いた」です。
日本でもこのようなことはあると思いますが中国ではよくあることです。


■ あとがき

先月、自社に設置してあるサーバをデータセンターに移設しました。
次回は移設時の珍道中をお送りします。

中国でのネットワーク構築 (その1)

長年中国でネットワークを構築していると様々な経験をします。

あるお客様の工場でインターネット回線の切り替えとネットワークの
構成変更作業を実施した時の話です。その工場では部門ごとにネットワークが
構築されており弊社が担当した部門以外は現地の業者が担当しておりました。
今まで部門ごとにADSL回線をひいておりましたが、光回線に集約することに
なりました。光回線の部分は電話局が担当しました。ネットワーク機器が
収められているラックをみるとONU(光終端装置)とルータがあります。
そこに他部門で使用するハブやルータもあります。
回線は開通しているとのことですのでさっそく弊社が導入したルータも
切り替えるためにまずはIPアドレスの情報を現地業者から聞くことにしました。

私: ネットワーク構成を教えてください。

業者:はい。(ラックを見ながら説明….)

私:わかりました。では、こちらのルータで使用してよい
  「グローバルIPアドレス」を教えてください。

業者:こちらのネットワークのIPアドレスは….(業者が構築した
   内部ネットワークの説明をしてます。質問の意図が伝わっていない)

私:違います。インターネット回線に割り振られている
  「グローバルIPアドレス」です。

業者:これです。(また、内部ネットワークの説明です)

私:違います。ではルータの設定ファイルか設定画面を見せてください。

業者:ないです。

私:インターネットに接続しているルータはこれですね?
  では、このルータのこの部分の(背面のケーブル接続口を指差し)
  IPアドレスは何ですか?

業者:それは電話局が設定したのでわかりません。

私:(そんなわけない…)ではルータ(業者が設置した)の設定ファイルか
  設定画面を見せてください。

業者:ないです。

説明のために業者が書いた図をみるとグローバルIPアドレスが設定さている
PCが1台あるではないですか!

私:このPCのネットワーク設定画面をみせてください。

業者:これです。

解決。

IPアドレスを聞き出すのに30分…
その後も様々な出来事に遭遇します。続きは次回…


■ あとがき

来月、自社に設置してあるサーバをデータセンターに移設することにしました。
サーバの設定は完璧でも停電や回線障害が不安ですので…
移設時にも様々な出来事に遭遇しそうです….

出張中の出来事(天津 編)

出張中での出来事、今回は上海から飛行機で1時間半ほどの北京から南へ
100Kmの天津です。上海には空港が2つあります。上海市郊外に昔からある
虹橋空港と上海市内から車で1時間ほどの浦東国際空港です。
国際線や多くの国内線は浦東空港ですが、たまに虹橋空港の便があります。
個人的には自宅から車で15分ほどの虹橋空港が便利です。
今回は運よく虹橋空港の便でした。行きは朝8時半、帰りは21時着の便で
日帰り出張です。フライト時間は1時間半弱ですのでそれほど遠くはありません。
予定どおり天津に到着しました。やはり天津は寒いです。
でも室内は暖かいです。暖房設備が整っているため快適です。逆に上海のほうが
エアコンだけですので寒いです。

今回の作業は無線LAN機能付のブロードバンドルータとIP電話の設置です。
設置作業やテスト通話も問題なく予定どおり終了しましたので
夕方、天津空港へ向かうためタクシーに乗りました。あいかわらず
中国のタクシー運転手のドライブは危険です。タクシーが危険というより
一般車のドライバーがミラーを見ずに車線変更するためタクシーが
急ブレーキ!…というパターンが多いようです。

30分ほど遅れて天津空港を離陸し虹橋空港に到着したのは21時半…
到着して直ぐタクシー乗り場へ急いで向かいました。いつも虹橋空港の
タクシー乗り場は混んでるからです…ドアの向こう側に行列が見えてきました。
今日はそれほど混んでいない…わけないです。見た感じ100名以上は並んでいます。
30分以上待つことになりそうです…イヤです。ということでもう1つのタクシー
乗り場へ向かい空港係員へ行き先を言うと…「あっちじゃなくあっち!」と
言うではありませんか…待つのはイヤです。
ふと横を見ると路線バスがあるではないですか…迷わずバス停へ向かいました。
バスが直ぐ来たので乗ろうとしましたが…バス運転手の一言「今日は終わり」
時刻は22時…確かに終わってる。でもまだ諦めません。
白タクの人が声をかけてきます。怪しさ120%ですので無視です。
考えること10秒…私は空港の外へ向かって歩き出しました。
歩くこと10分…タクシーGET!です。中国デビュー当初なら大人しく
タクシーの列に並んでいたでしょう。でも今は…


■ あとがき

そろそろ春節(旧正月)です。今年は2/7~15です。爆竹ドッカドッカンです。

インターネットVPN導入の思い出

今回は「インターネットVPN」についてです。
簡単に説明するとインターネットに流すデータを暗号化して外部から見えなくし
あたかも専用線のように利用するという技術です。

そもそも起業しようと思ったのは4年程前、当時私は某大手日本企業の
中国におけるネットワークの構築と運用を担当しておりました。
それまで日本と中国は国際専用線で接続されておりました。これが頻繁に切れます。
日本の電話会社に問い合わせても原因は中国にあるとの回答です。
そして中国に問い合わせても設備が古いから…という回答しかありませんでした。
そこでその当時まだ普及していなかったインターネットVPNを提案しました。
一人の若造である私が大企業のおエライさんに必死に説得し某大手日本企業では
初めて海外でインターネットVPNを導入することになりました。

中国でゼロからインターネットへの接続環境を構築しました。
インターネット回線の申請からルータの設置、各種サーバの導入…などなど
順調にいくわけがありません。インターネット回線は三ヶ月もかかりました。
FirewallとVPNはアメリカから輸入だったので時間がかかりました。
そして半年かけてようやく開通しました。pingコマンドで反応があり
テストが成功した時の感動は今でも忘れられません。
ということで今でも「インターネットVPN」にハマっています。

ITとはまったく関係ない話ですが先日、外を歩いていると芝生に犬がおりました。
大きなチャウチャウです体長1m以上です。デカイです。
そのチャウチャウなぜかお尻をフリフリしてます…激しくフリフリ。
ヘンな犬だと思い見ていたら近くに小さな犬がおりました…遊んでいるようです。
かなり嬉しかったのでしょう。「シッポ」を激しくフリフリしてます。
でも、どう見ても激しく「お尻」をフリフリしているようにしか見えません。
かなり爆笑させていただきました。


■ あとがき

昨年は日本でBlogがブレイクしましたが、中国ではBlogのブログで政治的な
議論がなされることを恐れて特定のキーワードが含まれるエントリを
規制し始めようです。