PCのセキュリティ対策 (その2)

中国の旧正月恒例の花火&爆竹…すごかったです。22日の0時前後の
30分間は爆発音が鳴り止みません。花火といっても日本と大きさが違います。
打ち上げ花火です。筒の直径が10cm長さが50cmの花火です。
1本ではありません…30本くらい束になっています。しかも一般家庭用です。
そこらじゅうで花火を打ち上げています。目の前で爆発するので
迫力あります。

Mydoom(Novarg)ウィルス…みなさんのところには何通届きました?
メールサーバを監視していたら来るわ来るわ届くメールの半分くらいが
ウィルスでした。特に旧正月明けの1/29はすごい数でした。
ウィルスチェックゲートウェイでのチェックと件名でもブロックしてますが
すごい数のウィルスメールが届きます。メールヘッダーをみると送信元は
ウィルスに感染したPCのメールアドレスではなくまったく違う送信元に
なってますね。知らない人からたくさんメール届きませんでしたか?

前回に引き続きPCのセキュリティ対策 (その2)をお届けします。
今回はPCの集中管理についてです。みなさんの会社では
Windowsアップデートやウィルス定義ファイルの更新はどうされていますか?
サーバで集中管理してますか?もしかして日本ではサーバで
集中管理するのって常識ですか….

WindowsアップデートはWindowsの標準機能としてあり個人でも
自動更新することが可能ですが、企業のネットワーク管理担当者としては
1台ずつチェックするのは効率的ではありません。そこで便利なのが
MicrosoftのSoftwareUpdateServiceというアプリケーションです。
Windows 2000またはWindows Server 2003があれば使えます。無償です。
でも欠点があります。サポートするクライアントがWindows2000,2003と
XPなんです。Windows95,98,MEはサポートしていません。
それからOfficeのアップデートには対応していません。
すべてに対応したSystems Management Serverという製品もありますが
高いです。SoftwareUpdateServiceとWindowsサーバの
ActiveDirectoryを使えばメンテナンスが楽になります。
さらにActiveDirectoryとグループポリシーという機能を組み合わせると
例えば勝手にソフトウエアをインストール出来なくしたりプリンタを
削除出来なくしたりも出来ます。でも…PCを使う側からしてみれば
何も出来ないじゃないかという不満もありますね。どこまで制御するか…
それは管理者とユーザーの話し合いになりますね。

次にウィルス定義ファイルの更新ですが、シマンテックやトレンドマイクロ
などから企業向けのウィルス対策ソフトウェアが発売されております。
個人向けのソフトでも定期的に更新できますが、企業向けのすごいところは
リアルタイムにPCの状況が把握できるところです。ウィルス定義ファイルの
バージョンや感染していないかなど…あたりまえかもしれませんが
初めて使う時はちょっと感動します。離れたオフィスと専用線やVPNで
接続されていればリアルタイムに監視できます。もちろんモバイルPCも
監視できます。でも…ウィルス対策ソフトだけでは解決できないことが
よくあります。企業向けのウィルス対策ソフトウェアがインストールされて
いない個人のPCなどがウィルスに感染した場合は専門知識のある人が
ファイアウォールとサーバのログや、ネットワークツールを使い原因を
調べ対策しなければなりません。PCが詳しいだけでは難しいので
専門のネットワーク管理者がいない企業ではちょっと大変かもしれません。
ということで宣伝になってしまいますが、
弊社ではウィルス対策のコンサルティングやサービスを提供しております。


■ あとがき

今年の上海はとても寒いです。上海ってこんなに寒かったけ?というほど
寒いです。そんな時は鍋が一番!中国だと辛~い「火鍋」です。
一度食べたら病み付きになります。
次回の配信は2004/03/01を予定しております。