上海でのメール事情

先月お届けした配信では、SARS対策でマスクをしている人は、
ほとんど見かけないと書きましたが、今は…見かけません。
上海では先月中旬ごろから規制が解除され上海郊外へ行きやすくなったようです。
先月末ぐらいから日本からの出張者も増えているようで、
今月には多くの企業で出張規制が解除されるとの噂も聞いてます。

今回はメール事情についてお届けします。まずは携帯メールについて
といってもSMS…日本のショートメールです。あまり調査していなので
詳しいことはわからないのですが、携帯からEメールは送れないようです。
一部、送れる機種やサービスもあると聞いたことがあります。
ホームページではよく携帯番号を登録するページをみかけますので
サーバからSMSへメールを送れる仕組みはあるが、一般には開放されて
いないのかもしれません。調査不足です。

携帯メールはもちろん中国語でやりとりされてますが、
ピンインという日本でいうローマ字入力です。全部漢字なので入力が大変そうです。
メールしている人をみていると、まだまだ日本人に比べ文字入力のスピードは
遅いようです。というか日本の若者の入力スピードはスゴイというか速すぎ?

次にEメールですが、日本で名刺交換するとほとんどの企業が自社のドメインを
取得しEメールとして書かれていますが、中国で名刺交換をすると
Hotmailなどのフリーメールやプロパイダのアドレスが書かれていることが
多いことに気がつきます。独自ドメインにあまり興味がないのでしょうか?
と言っても中国ですからドメインを取得している企業の数は多いです。

中小企業では自前でメールサーバを持たずにホスティングサービスを
利用するのが一般的だと思われますが、中国でのホスティング料金といいますと
年間で1万円前後であり企業向けにしてはかなり安いと思います。
知り合いの企業で中国の大手ホスティング業者のサービスを利用しているのですが、
たまにメールが受け取れなくなるそうです。調査してみることにしました。
すると…メールサーバは数台あり負荷分散されているようです。
しかしその負荷分散の方法が単純な技術を使用しておりほとんど
機能していないようにも思えます。しばらく監視ツールで様子をみていたのですが、
すべてのサーバが「反応なし」になることがありました。
負荷分散の意味ないですね。ひどい時には1日中使えなかったとサービスを
利用している知り合いが言ってました。さすがに今は改善されているようで、
ここ最近は問題無いみたいです。

宣伝になってしまいますが、弊社ではきめ細かなホスティングサービスを
提供しております。興味がありましたらホームページへアクセスしてみてください。
料金は高めですが、技術には自信があります!

    https://www.evolutionnetworks.net/service/hosting.html


■ あとがき

先ほど、ホームページのニュースで中国ドメインの「.cn」は29万件という記事が
ありました。海外企業の「.cn」ドメインが認められ登録が急増したとのことです。
次回の配信は2003/08/01を予定しております。