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Windows Serverのライセンス再認証

WindowsServer2022の検証作業と移行作業が無事完了しました。
が…OSは問題なかったのですが、諸事情によりどうしてもあるサーバーの
OSを再インストールしなければならないことになりました。
お客様へのサービスには影響無いためそれほど急いでする作業ではありません。

とあまり緊迫感なく作業していたのですが、OSを別のサーバーで再インストール
したために画面右下に「…Windowsのライセンス認証を行ってください。」という
表示が出ます。もちろんライセンスは購入済みですのでライセンス認証を
実施したのですが…ダメです。何度やってもダメです。
おそらくハードウェアを変更したのが原因と思われます。
ハードウェアと言っても弊社のプライベートクラウド上にある仮想マシンです。

まずはGoogle大先生に聞いてみます。色々と解決方法を試したのですが、
どれもダメでした。次にマイクロソフト社のホームページでライセンスについて
調べてみます…昔から思っているのですがライセンスが非常に複雑です。
これを考えた人以外で理解している人はいるのでしょうかと思うくらいです。
ライセンスについての説明文を読んでも複雑過ぎて理解不能…という
より読む気になれません。そのうちに不安になってきました。購入したのに使えない…

ライセンス購入元へ問い合わせてみます。が…日本だと問い合わせてしてから
2~3日…遅くて1週間以上回答が無い場合があるのであまり期待出来ません。
ということでマイクロソフト社へ電話で直接問い合わせることにしました。
ホームページで問い合わせ電話番号を調べます。そこに電話すると…
「電話によるサポートは終了しました…」ん?え?
ライセンス認証終了していないのですが…

再度Google大先生で…今度はライセンス認証の電話番号を調べてみます。
ありました。早速電話です。番号を選択するようにとのガイダンスが
流れますので該当する番号を押していきますが…何度やっても人間様に
出ません何度もかけ直し押す番号を変えても機械様しか出てくれません。
格闘すること1時間…ようやく人間様が出てくれました。

電話サポートによると…まずサーバー上でコマンドを打ち込む…
すると数十桁の番号が表示されます。それを電話のボタンで入力することで
ライセンスが認証されるとのことです。慎重に番号を押していきます。
ようやく再認証されました。格闘すること2日間…非常に疲れました。
精神的に…


■ あとがき

WindowsServerのアップデート完了と安心していたら…次はLinuxです。
RockyLinux9のサポート期限2032/05/31…ただいまこれを検証中です。

Windows Server 2012/2012 R2 サポート終了

10年以上という長期にわたって提供されていた WindowsServer2012/2012R2の
サポートが2023年10月10日に終了します。

思えばその昔…最初にファイルサーバーを構築した時に使用したOSは
Novellというメーカーの「NetWare 3.12」でした。その次が「NetWare 4.11」です。
オフィスの片隅にサーバルームというパーティションで囲んだだけの部屋がありました。
そこに業務用フリーザーみたいな物体がありました…それがファイルサーバーでした。
その時代..オフィスでは「緊急事態発生!サーバーが落ちた!何とかしろ!」という
怒号が飛び交うことがありました。ファイルサーバー停止=業務停止という
ことになりそれはもう大騒ぎでした。原因で多かったのは熱暴走だったと思います。
業務用フリーザー…でなくファイルサーバーの前には扇風機が何の違和感もなく
鎮座している時代でした。

Microsoft社がWindowsNT Server 3.51を発売したころには
NetWareから移行する事が多くなりなした。
そのころは…Microsoft社がサーバーOS?なんて時代でした。
とにかく不安定でWindowsNT Serverは毎日起動する…というのか私の周りでは常識でした。

WindowsNT Serverのサーバーの落ち方も豪快です。
突然サーバーに接続されているモニターがブルー画面になります。
そこに白い文字で英語のような長い呪文が表示されます。よく読むと最後に
「管理者に連絡しなさい…」という指示が表示されています。そこで管理者を
探すため周囲を見渡し…ん?あれ?もしかして自分?ということが判明し
私の顔面がブルーになった思い出があります。
それがトラウマとなり今でもマ○クロソフト社のサーバOSは嫌いです。
サーバーOSは安心のLinuxが私のデフォルトです。

前置きが長くなりましたが…その後
WindowsNT Server 3.51
WindowsNT Server 4.0
Windows2000 Server
WindowsServer 2003/2003R2
無かったことにして…
WindowsServer 2012/2012/R2
無かったことにして…
WindowsServer2022
というようにファイルサーバーのOSをアップデートしてきました。
20年前からは10年毎にアップデートというパターンです。
WindowsServerの基本的な機能しか必要無いのでセキュリーティーパッチが
提供されいれば十分です。

まずは試用版のWindowsServer2022をダウンロードして色々と基本的な
機能が問題無いことを確認です。

その後ActiveDirectoryにWindowsServer2022を追加して2012R2と混在し
問題なく稼働することを確認です。

弊社は日本と中国のデーターセンターにファイルサーバーがあります。
日中間でファイルサーバーのデーターを複製し同期しております。
そこにWindowsServer2022のファイルサーバーを追加してデーターを同期
出来ることを確認です。

最後にWindowsServer 2012R2を停止して移行完了…
ライセンを購入して認証もお忘れなく…


■ あとがき

移行中はWindowsServer 2012R2と2022が混在させた状態で安定稼働を
確認し慎重に移行作業を実施しました。
私失敗しないんです…というのはこの業界ではありえないので
私失敗しても大丈夫なんです…という状況にするのが基本です。