中国で使用するIT機器と中国のパブリック・クラウド

弊社データセンターやお客様に導入するITインフラは
2003年に起業した時から米国メーカーの製品を選択しております。
今話題のH社やZ社は導入しておりません。
理由は情報漏えいが心配…というのは否定出来ませんが、
日本と中国で同じ製品を継続的に導入出来るかと情報量が多いかが
ポイントです。中国ではメーカーや代理店のサポートが期待出来ませんので
問題が発生した場合は基本的に自社で解決しなければなりません。
問い合わせても既に弊社で調査済みの情報しかくれません。
日本ではメーカーや代理店へ問い合わせると公開されていない情報を
教えてくれるので頼りになります。

最近、お客様のオフィスや工場に設置してあるサーバーのリプレイス案件が
増えております。当然ここで…クラウドへ移行しましょうという提案をします。
日本ではパブリック・クラウド、中国では弊社データセンターにある
プライベート・クラウドです。
なぜ中国のパブリック・クラウド(米国企業が中国で提供している
クラウドも含む)を提案しないかと申しますと…保存したデーターが
もれなく検疫される…かもしれないかが心配です。
最近はAIで判定しているのでしょうか?
そのため弊社データセンターにあるプライベート・クラウドへ
移行しましょうと提案しております。お客様の日本人総経理も
オンプレミスよりクラウドの方がメリットがあると判断されるのですが、
最後の最後でお客様の財務担当者様が月額課金だと数年でもとが取れるので
オンプレミスにしましょうということになる場合があります。
というのが現状ですが、いずれ中国のパブリッククラウドの導入を
検討しなければならない時が来る…既に来ていると思いますが…

最近、SD-WAN(ソフトウェアで定義されたWAN)を導入しております。
日本の場合…インターネットへはデータセンターを経由して
クラウドは各拠点から直接接続という方法です。
中国の場合…インターネットは各拠点から接続、遅いサイトへの
接続へは弊社経由という方法です。
中国でITインフラにお困りであればご相談ください。


■ あとがき

性能と価格のバランスでH社が良いのは否定出来ません。
私が中国で使用するスマートフォンはH社です。
もちろん重要な情報は保存しておりません。