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中国進出セミナー

最近、インターネット関連の企業が中国へ進出するのが流行っているようです。
日本でも中国進出セミナーなるものが多数開催されているようです。
ネットにも色々と情報が書かれておりますが、今回はその内容を
検証…ではなくツッコミしてみたいと思いやす。

その1.
中国国内の通信であっても海外を経由することがある

ほっホントですか?10年以上中国でITの仕事してますけど
お目にかかったことがござりませぬ。
単なる私の「知識」不足なだけなのかもしれません。
中国から日本への通信で米国を経由するというのは「数回」みたことが
ありますけど…

中国電信と中国聯通の一部で遅くなることはあります。
調べればどこにあるルーターなのかわかります。
そして改善されないことも…通信事業者様が改善していただくのを
期待しましょう…というわけにはいきませんので自社で
気合と根性で対策しましょう。

その2.
マルチキャリアのデータセンターは高い

日本のデータセンターよりは安いと思います。
見積をみて日本と価格が変わらないのであれば…
それは「安心」がプラスされているのだと前向きに考えるよが
よろしいかと思います。たぶん…

その3.
中国の通信会社のデータセンターでは他社の通信回線が引き込めない

あれ?先日、通信会社のデータセンターへ見学しに行ったところ
他社の通信回線ひけますと言っていました。
ただし「言っていた」だけですので実際に申請して開通して
pingが通るまでは…


■ あとがき

中国進出セミナーも良いのですが、中国へ来てトラブルを体験するのが
一番良いのかと思います。私の場合、毎日…ではなく人生そのものが
トラブルであるのは気のせでしょうか?

BCPとVPS

今回はBCPとVPSについてです。
BCP(Business Continuity Plan)とは日本語で事業継続計画のことです。
VPS(Virtual Private Server)とは日本語で仮想専用サーバーのことです。

東日本大震災発生以降、多くの企業ではBCPを検討されていると思います。
IT関連だと社内や東京のデータセンターにあるシステムを
東京以外にバックアップすることを検討されていると思います。

東京以外のデータセンターにラックを借りて機器を設置してとなると
時間やコストもかかります。SI会社に構築を普通に依頼すると見積金額が
スゴイことになっていると思います。そこでVPSはいかがでしょうか。

日本でも昨年より多くのISPやホスティング会社がVPSのサービスを
開始しております。弊社でも利用すべくA社とB社比較してみました。

まずはA社のVPS…利用を開始してから数ヶ月後に突然サーバーの
設定ファイルが書き換えられるという現象が発生しました。
最初はセキュリテーホールをつかれ侵入されたと思い調査しておりましたが、
A社がメンテナンス時に書き換えたということが判明しました。
VPSを稼働させている仮想OSにて一括で設定ファイルを書き換えるという機能が
あるらしくメンテナンス時に書き換えてしまったようです。
お客のデータを書き換えるということはデーターにもアクセス出来るという
ことなのでA社のVPSにデータを置くのはキケンと判断し
データは置いておりません。ただし外部に公開している弊社のシステムを
外部からチェックするという用途で監視システムとして利用しています。

次はB社のVPS…しばらく検証した結果、安定性や性能に問題無いという
結論となりました。実際に利用するとなるとセキュリティ対策が必要です。
VPSへのアクセスはVPS上で設定するファイアーウォールで
細かくアクセス制御をします。さらに弊社データセンターとはSSL-VPNで
接続しますので、プライベートIPアドレスで通信出来きあたかも
データセンターを追加したかのようです。しかもこれらの設定はすべて
インターネットでリモートから作業出来ます。

ということでVPSサービスの選定からSSL-VPNの接続など
時間やコストをかけないバックアップシステムの構築をサポートしますので
ご相談ください。

https://www.evolutionnetworks.net


■ あとがき

ここしばらくクラウド(IaaS)にはまっています。
日本企業もガンバっていますが、米国企業…最強です。

Google Apps from チャイナ

「Google Apps」知っていますか?Gmailやカレンダー、チャットなど
機能豊富なグループウェアです。しかも独自ドメインが使えます。

弊社ではメールサーバーは自社運用ですが、スケジュール共有と
チャットなどにGoogle Appsを使っています。

メールにGoogle Appsを使っていないのは、メールの問題が発生した場合、
詳細を調査する必要があるからです。中国のインターネットでは
日本ではありえない現象が発生します。メール送信時に、送信元の
サーバーでエラーとなっているが、送信先のサーバーではログが
無いとか….ありえないと思いますが、中国ではありえます。
インターネットの「どこか」で親切にエラーを返してくれているようです。

ということで弊社でメールのシステムをコントロール出来ないと大変です。
お客様から怒られます…というより弊社の女性スタッフが
私にブチキレます。怖いです。身の危険を感じます。

Gmailを個人的に使われている人は多いと思いますが、
以前より企業でもメールをホスティングサービスからGoogle Appsへ
移行する事例が増えているようです。移行の際に海外拠点のメールも
Google Appsへ統一する企業もあるようです。

Google Appsへ移行した場合、日本や欧米では問題無いと思いますが、
中国からのアクセス速度が問題になるようです。
ある拠点からは快適にアクセス出来るのに、ある拠点では遅すぎて
業務に影響している…しかも時間帯によっては普通に使えるので
解決出来ずに困っているという問題などです。

最近、Google Appsの販売代理店から問い合わせが増えております。
「数千アカウントを移行したが中国の一部から遅くて困っている」
という相談です。

では弊社が解決しましょう!…ということで新ネタです。

Google Apps from チャイナ
https://www.evolutionnetworks.net/service/google.html

クライアントの設定方法は簡単…PCのブラウザに設定を
していただくだけです。

ただし中国政府とGoogleさんが喧嘩して中国からGoogleへの
アクセスを遮断したら使えなくなる可能性がありますので
ご了承ください。もし遮断されても数日で回復すると思いますが…


■ あとがき

今、IaaSにハマっています。ラックを契約しなくても拠点を追加できますね。
ということは…想像しただけでもワクワクします。

中国のデータセンター(その8)

非常に気になる「マルチキャリアデータデーター」ですが、契約しました。
早速機器の搬入と設置作業です。予定では金曜日に機器を設置することを
予定しておりましたが、木曜日の出来事…

私:あぁ~

スタッフ:どうしました?

私:明日は金曜日だぁ~!

スタッフ:どうかしましたか?

私:明日、トラブルがあれば月曜日まで対応してくれません。

スタッフ:そうですね。

私:これからデータセンターに機器を搬入します!

スタッフ:えぇ~。はい。わかりました。

そして1時間後にデータセンターへ到着しました。
ラックの鍵を持ってお兄さんがやって来ました。
早速ラックを開けて…じゃなく鍵を探しています。
お兄さんの手には100個以上鍵がありどれだかわからないようです。
5分待ってもまだわからないようです。
待つこと10分ようやくラックが開きました。

ラックを一列借りているわけではないので普通は鍵を
くれるわけないのですが、トラブル時に急いで行ってもラックの鍵を
開けるまで10分も待たされるのはイヤです。
ということで私はスタッフに「ラックの鍵もらって」とお願いしました。
(一ヶ月後…ラックの鍵をゲットしました)

ラックマウント作業ですが、まずは回線のテストです。
ん?回線が無い。すると…お兄さんが4,5人脚立を持って来るではないですか!
これから配線です。でもラックにはすでにケーブルのパッチパネルが
キレに設置されているのに何故でしょうか?不思議です。
もしかして弊社だけのスペシャルな回線を用意してくれるのでしょうか?
そんなことないです。そういえばIPアドレスのサブネットが255.255.255.0で
他社の通信もブロードキャストで飛んでくる設定になっていたので
「VLANで分けてくれなきゃイヤだぁ!」と言ったのが理由かもしれません。

無事LAN配線工事が終わり機器の電源ONです!
そして通信のテスト結果…マルチキャリア対応のデータセンターの
通信回線は普通です。でも確かに中国電信と中国聯通からの通信経路は
良さそうです。

ということでここから宣伝です。

マルチデータセンターとマルチキャリアでシステムを冗長化。
さらに通信の南北問題を解決。中国で最適なITインフラをご提案!

https://www.evolutionnetworks.net


■ あとがき

この前、関西にディザスタリカバリサイトを設置しました。
設置のため関西に行ったわけではありません。リモートから設定しました。

F1グランプリ in 上海 2011

今年も行ってきました…F1
4/16土曜の予選と4/18日曜の決勝を観に行きました。

まずはサーキットまでの道のり…いつもの超高速バスではなく地下鉄です。
家からサーキットまで所要時間は地下鉄で1時間弱で料金は7RMB(約100円)です。
バスの場合、並ぶ時間など含めると2時間程度で料金は25RMB(約350円)です。
速くて安い。渋滞もなく地下鉄は最高です。

土曜日は予選です。気温が低く寒かったです。夜は上海市内へ戻り
小龍包で有名な店へ行きました。中国人富裕層や外国人客が多い店です。
海老の小龍包がスゴク美味しかったです。店員さんも接客態度が非常に良いです。
友人とF1の話しをしていたところ…入り口に何かオーラを感じました。
なんと…F1ドライバの小林可夢偉様ではないですか!あびる優さんも一緒です。
ウォ~ありえない。さっき予選で走行していた可夢偉様ではないですか!
サインもらいたかったのですが、小心者の私は声をかけられませんでした。
ん~残念。いやぁ~興奮しました。

日曜日は決勝です。先日よりは気温が上がり過ごしやすくレースも楽しかったです。
帰りの地下鉄は1時間以上待たされるのを覚悟していましたが、
待つことなくスムーズに帰ることが出来ました。

月曜日は東京へ帰国することにしてましたので友人と空港へ行きました。
搭乗まで待っていたところ…なんとジェンソンバトン様ではないですか!
2009年のワールドチャンピオンです。ようするに2009年世界で一番速かった人です。
道端ジェシカさんも一緒です。ウォ~またもや興奮です。
サインをもらいに行こうとしたところVIPラウンジへ行ってしまいました。
と思ったところ戻ってお土産をみています。このタイミングで話かけるのも
迷惑ですので待っていました。すると…今度は何と片山右京様と
F1ジャーナリストの川井さんではないですか!ウォ~またもや興奮です。
すかさず…「すっすっすみません。写真いいですか?」と話かけたところ
「いいよ」とのことで写真を撮ってもらいました。
しかもサインまでもらいました。最高!

ジェンソンバトン様といいますとVIPラウンジへ入ってしまいタイミングを
逃してしまいました…が、搭乗時刻になり出てきました。
すかさず…「すっすっすみません。写真いいですか?」と話かけたところ
「もちろんOK」とのことで写真を撮ってもらいました。
しかもサインまでもらいました。ん~今年のF1最高!


■ あとがき

運を使いはたしたかもしれない。