中国のデータセンター(その8)

非常に気になる「マルチキャリアデータデーター」ですが、契約しました。
早速機器の搬入と設置作業です。予定では金曜日に機器を設置することを
予定しておりましたが、木曜日の出来事…

私:あぁ~

スタッフ:どうしました?

私:明日は金曜日だぁ~!

スタッフ:どうかしましたか?

私:明日、トラブルがあれば月曜日まで対応してくれません。

スタッフ:そうですね。

私:これからデータセンターに機器を搬入します!

スタッフ:えぇ~。はい。わかりました。

そして1時間後にデータセンターへ到着しました。
ラックの鍵を持ってお兄さんがやって来ました。
早速ラックを開けて…じゃなく鍵を探しています。
お兄さんの手には100個以上鍵がありどれだかわからないようです。
5分待ってもまだわからないようです。
待つこと10分ようやくラックが開きました。

ラックを一列借りているわけではないので普通は鍵を
くれるわけないのですが、トラブル時に急いで行ってもラックの鍵を
開けるまで10分も待たされるのはイヤです。
ということで私はスタッフに「ラックの鍵もらって」とお願いしました。
(一ヶ月後…ラックの鍵をゲットしました)

ラックマウント作業ですが、まずは回線のテストです。
ん?回線が無い。すると…お兄さんが4,5人脚立を持って来るではないですか!
これから配線です。でもラックにはすでにケーブルのパッチパネルが
キレに設置されているのに何故でしょうか?不思議です。
もしかして弊社だけのスペシャルな回線を用意してくれるのでしょうか?
そんなことないです。そういえばIPアドレスのサブネットが255.255.255.0で
他社の通信もブロードキャストで飛んでくる設定になっていたので
「VLANで分けてくれなきゃイヤだぁ!」と言ったのが理由かもしれません。

無事LAN配線工事が終わり機器の電源ONです!
そして通信のテスト結果…マルチキャリア対応のデータセンターの
通信回線は普通です。でも確かに中国電信と中国聯通からの通信経路は
良さそうです。

ということでここから宣伝です。

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■ あとがき

この前、関西にディザスタリカバリサイトを設置しました。
設置のため関西に行ったわけではありません。リモートから設定しました。