CloudStackのアップグレード – 準備編

弊社がデーターセンターに導入しているCloudStackは、
プライベートクラウドを構築、運用するためのオープンソースのソフトウェアです。

最初に導入したのは2003年です。2021年にCentOS6のサポート期限切れにより
OSとCloudStackのアップグレード作業を実施しました。

今回もCentOS7のサポート期限切れによるOSとCloudStackのアップグレードです。
CentOS7の後はCentOS8にする予定でしたが、CentOS8が突然サポート終了と
なりました。そのため急遽、まずはクラウド上で稼働しているOSをRockyLinuxへ移行しました。
そしてとうとうCentOS7のサポートが2024/06末で終了しました。

CloudStackを稼働させるにはOS以外に様々なソフトウェアを
インストールする必要があります。例えばサーバーを二重化するための
クラスタリングソフトなどです。まずはそれらのソフトウエアが
RockyLinux上で問題無く稼動するか検証する必要があります。
正常に稼働するだけではだめで障害発生時から問題なく復旧するかも検証する必要があります。

検証環境を構築しテストすること1ヶ月…RockyLinuxでCloudStack以外の基盤となる

ソフトウェアが問題なく稼働することが確認出来ました。


■ あとがき

2023/11にBroadcom社によるVMware社の買収か完了して以降
それまで提供していた買い切り型の永続ライセンスを廃止し、
サブスクリプション(定額課金)型になったようで
実質値上げに等しいというニュース記事を読みました。
今後の移行先としてCloudStackはいかがでしょうか?
だたしオープンソースですので「ただより高いものはない」
ということにご注意ください。
何を隠そう弊社(私)が…身をもって体験しました。