中国のパブリッククラウド
米中の対立が激しくなっております。
IT業界では中国のスマホアプリがインストールされた端末からデーターを
中国のサーバーへ送信されている…中国メーカーの通信機器に
侵入可能なバックドアが仕掛けられている…などのウワサがございます。
そこでふと思ったのですが、中国のパブリッククラウドは大丈夫?
弊社は今のところ中国のパブリッククラウドは使用しておりません。
理由は色々ございますがご想像におまかせします。
そこで検証することにしました。お客様向けのサービスで検証するわけには
いきませんので上海在住ねこ様のブログを構築することにしました。
パブリッククラウドの管理コンソールからドメイン取得→サーバー作成
→ICP申請し取得出来たら公開となります。
パブリッククラウドで、ねこ様のブログを公開するべくWebサーバーを
設定し数日後…ねこ様のサーバーから警告メールが送られて来ました。
サーバーにセキュリティーホールがあると…なるほど
中国のパブリッククラウドはお願いしなくても親切に外部からの
セキュリティーホールをチェックしてくれるサービスがあるのだと…
ですが、メールの内容をよく見ると
「問題あるのは/usr/local/xxx/xxx」ですと…ん?えっ?あれ?
まさか…デフォルトで情報漏洩機能がある…わけないと思いますが、
なぜそこにファイルがあるのがわかるの?弊社しかOSにログイン出来ない
ようにしているしOSのFirewall機能をちゃんと設定しているのに…
そこで中国のパブリッククラウドのサポートに問い合わせてみました。
すると回答は「OSに監視エージェントがインストールされています」
どこにファイルがインストールされているのか?それと削除方法について
さらに問い合わせてみました。すると回答は…
「管理コンソールから削除できます」という回答だけでした。
ということはパブリッククラウド事業者からでも削除出来るし…
私が想像していることは無いと思いますが…
今回は私が中国のパブリッククラウドの管理コンソールで
サーバーを作成する時に監視エージェントを使用するにチェックしたのが
原因ですので情報漏洩ではありませんでしが…ねこ様からは
私の設定ミスにより情報漏洩疑惑で騒いだのでとても怒られました。
中国のパブリッククラウドは規模が大きいですし実績も
サービスもたくさんあるのでいずれまた検証してみたいと思います。
■ あとがき
ねこ様には日本のチャオちゅーる1年分をお納めすることで
何とか許して頂くことになりました。