リモートワーク リモートアクセス編

外出自粛となり在宅勤務や動画の閲覧が増えたのが原因で
インターネットが遅くなったというニュースがありました。

個人向けのインターネット接続サービスは、企業向けとは違い回線品質が
保証されているわけではないので混んだら遅くなるのはしょうがないのですが、
以外と自宅のルーターや無線AP(アクセスポイント)が遅い原因である場合が
あります。古い無線APだとそもそも規格が古いため最新のPCであっても
速度が出ません。半年ほど前に自宅の無線APを変えたところ
速度が数倍になりました。さらに2.4Ghz帯は電子レンジを使用すると
切れたり不安定になりますが、5Ghz帯が使えるようになったことで
電子レンジの影響を受けなくなったのは想定外でした。
そしてルーターですが、同じ機種の後継機種に変更したところ速度が約2倍に
なりました。一度、自宅で使用されている機器のスペックを確認するのが
良いかと思います。

それでも改善しない場合、ISP側の設備が混雑していると予想されます。
日本での話しになりますが、一般的にインターネットへの接続に「PPPoE」
という接続方式で接続されていると思いますが、それを「IPoE」という
接続方式に変更すると改善されるようです。簡単に説明すると「IPoE」は
NTTのIPv6網を使用してIPv4へ接続する際にISPの混んでいるPPPoEの設備を
経由しないので速くなるという仕組みです。IPv6が早いのではなく
空いているから早いとのことです。ちなみに弊社のデーターセンターでは
日本と中国の両方でIPv6を使えるようにしております。

日本から中国のオフィスへリモートVPNで接続する場合、規制により
接続できなかったり速度が遅い場合がございます。
そこで弊社では中国と日本にそれぞれリモートアクセス環境を設置し
自宅やホテルからは国内にあるリモートアクセス環境へ接続するように
しております。日中間の通信は中国本土にある高速バックボーンに
接続されたデータセンターやマルチキャリアに対応したデータセンターなどを
経由させることでアクセス速度の問題を改善しております。

【リモートワーク in チャイナ】
https://www.evolutionnetworks.net/service/remotework.html


■ あとがき

弊社の日中間ネットワークについて、下記ページの「ネット状況」という
ところに正常時の状況を書いておきました。

https://www.evolutionnetworks.net/support/

専用線ではなくインターネットの状況です。