ソフトウェアルーターでレイヤー2接続
オフィスにあるサーバーをデーターセンターへ移設する場合、
オフィスとデーターセンターをVPNなどで接続すると思います。
その際、データーセンターにはオフィスと異なるIPアドレスを使用すると
思います。でも、どうしても同じIPアドレスを使用したい場合が有ります。
その場合「専用線」で接続すれば良いのですが、「専用線」を
引くには時間がかかります。今の時代、サーバーはクラウドを使用し
数分で作成出来るのにネットワークの接続に時間がかかってしまっては
困ります。そこで「ソフトウェアルーター」の登場です。
ルーターと聞くと専用のハードウェアを思い浮かべると思いますが、
サーバーまたはPCに「ソフトウェアルーター」をインストールして
同じことが出来ます。普通の使い方であればこれで十分かと思います。
「ソフトウェアルーター」といってもルーティングはもちろん
ファイアウォールやVPNなど多機能です。
さらに「ソフトウェアルーター」でオフィスとデーターセンターを
「レイヤー2」で接続することが出来ます。
「レイヤー2」…ようするにオフィスとデーターセンターが
同じLANということです。同じIPアドレスが使用出来ます。
「ソフトウェアルーター」はLinuxがベースとなっていますので
Linuxが稼働する物理サーバーまたはPCで稼働します。
さらに仮想サーバー上でも稼働します。ということは…クラウド上に
短時間で「ソフトウェアルーター」を導入出来るということです。
実際、私は一度もデーターセンターに出向くことなく数時間で
2つのデーターセンター間をレイヤー2で接続出来ました。
昔ではありえないことですね。
■ あとがき
拠点間やオフィスとデーターセンターを「レイヤー2」で接続されたい場合は
ご相談ください。ご用意いただくのは「サーバーまたはPC」と
「インターネット回線(グローバルIP1個)」です。