台湾南部沖地震の影響
何度か「中国から日本のホームページがサクサク開けます。」
と書きましたが今は…↓このような状況です。
【障害発生日時】
12/26(火) 20:26頃(中国時間)
【障害原因】
台湾南西沖を震源とした地震の影響により海底ケーブルが故障したため
【影響範囲】
<ホスティングサービス>
・メールの遅延または送信エラー
(1日経過して送れなかったメールは送信元へエラーとして戻ります)
・一部を除く海外から弊社ホスティングサーバへのアクセス速度の低下
(ホームページ、FTP、メール)
<プロキシーサービス>
一部を除く中国から海外ホームページへのアクセス速度の低下
【弊社での対策】
日中間のインターネット経路を調査しましたところ地震の影響をあまり
受けていない経路がございました。現在、サービス復旧のため弊社ネットワークの
増強作業を実施しております。インターネットという特性上、
さらに障害の影響により刻々と状況が変化しておりますので断言出来ませんが、
今のところ「2007/01/01」より順次サービスを復旧させる予定です。
ここまで読んで「あれッ?」と思われたのではないでしょうか。
「2007/01/01」より順次サービスを復旧させる予定です…とあります。
ニュースなどの情報では復旧時期は「未定」もしくは「最大二ヶ月」などとあります。
実は、数ヶ月前から「新ネタ」のためにインターネット回線やサーバなどの機器を
増強するべく準備しておりました。まるで今回のことを予知していたかのごとく…
そうです私には予知能力があるのです…なわけないです。
しかし予測していたのは本当です。もう5年以上、日中間のネットワーク構築や
中国でインターネット系サーバの仕事をしていると「何かがある」というのは
サーバのログや監視システムの情報はもちろん経験から予測出来ます。
ようするに「何かイヤな予感」です。決して数値などのデータでは説明できません。
前号で「国際専用線や国際IP-VPNを使えば問題ありませんが…」と書きましたが、
これは日本での一般的な考えで書いた場合で中国での経験からですと
「専用線でも使えなくなることがあるかもしれない…」です。
要するに「自分でコントロール出来ない物にはリスクがある」です。
広告や営業さんからの情報だけでは知りえない「中国でエライ目にあったSE」
だから知っている情報がたくさんあります。
色々と「シンジラレナ~イ」ことが発生する中国ですので
「やってみなければ…」ですが、2007/01/01のサービス復旧に向けて
気合を入れられて…ガンバリます。
■ あとがき
結果は来年早々に書きます。乞うご期待ください。