インターネットが遅い
「インターネットが遅い」…こんな相談をよく受けます。
正確には日本と中国の間のインターネットアクセス速度が遅いです。
具体的には上海から日本のYahooを開くのに30秒かかるとか…
インターネットVPNを構築したが遅くて使えない…という問題です。
簡単に中国のインターネット事情を説明すると…中国で
インターネット接続サービスを提供している回線会社は数社あります。
主に北側は中国網通で、南側は中国電信がサービスを提供しております。
上海ですと中国電信が多いのですが、中国網通や中国移動、中国鉄通から
選べます…と言いたいところですが、オフィスビルによって提供されている
回線が決まっており選択の余地がほとんど無いのが現状です。
ブロードバンド回線として企業ではADSLまたは光が使われておりますが、
速度は512Kbps~2Mbpsで、回線速度によりサービスが数種類あります。
光といっても日本のように100Mbpsではありません。
でも普通にホームページをみるのであれば300Kbps~500Kbpsでていれば
快適ですのでそれほど問題にはなりませんと言い切りたいのですが、
それは中国国内にあるサーバへの接続です。
海外への接続となると事情が違います。インターネットユーザーや
中国へ進出してくる外国企業が増えておりますので海外へ接続回線が
パンクしているようです。それだけではなく規制による影響も考えられます。
このよな状況ですので、中国に進出されて日本へのインターネット
アクセス速度が遅くて困っている企業が多いようです。
日本の通信会社が中国でもサービスを提供されておりますが、
通信業界への外資の参入が規制されていますので、結局は中国電信または
中国網通のセンター内に機器を設置してサービスしているようですので
弊社とは変わりませんと言いたいところですが…弊社にはネームバリューが
欠けています。がしかし、日本の大手企業から相談を受けることが増えております。
なぜかと言うと…国際専用線や国際IP-VPNを使えば問題ありませんが、
日本の通信会社でも日中間にインターネット速度の遅さはお手上げとのことです。
弊社ではどうかというと…快適です。速度が保証されていない
インターネットですので、すべてではないという前提条件ですが、
以前の配信に書いたように日本のホームページがサクサク開けます。
日本から中国にある弊社ネットワークへの速度は、数Mbpsスピードがでています。
シンジラレナイと言われそうですが、本当です。
■ あとがき
上海、寒くなりました。冬眠したいくらいに寒いです。
クマさんの気持ちがよ~くわかります。