中国のデータセンター(その5)

日本のホームページがサクサク開きます!
すべてのホームページではありませんが…かなりスピードアップしました。
なぜかと言うと…データセンターにあるProxyサーバを経由しているからです。
単純にデータセンター経由にすれば速くなるわけではありません。
中国特有の対策(?)があります。

夏頃から中国国内のインターネットで一部急激に速度が低下したり
一部経路が遮断されたりなど…ヘンな現象が起きており対策に悩んでいました。
第2データセンターを開設したのも1つの対策です。
原因となっているルータは特定しておりキャリアに対策をお願いしているのですが
キャリア側からは「ハッカーだ」とか「ネットワークが混んでいる」との
回答しかありません。弊社のように大企業のバックがまったく無い弱小企業は
全く相手にしてもらえません。というか…日本の名の知れた大企業でも
無理と思います。(経験者です)

先々週の火曜日の夕方、オフィスとデータセンター間の回線速度が急激に
遅くなったため、すぐさまデータセンターへ駆けつけました。
そして到着した頃には…復旧してました。原因がわからないと不安ですので
データセンターのSEを呼ぶことにしました。数分後…お兄さんがやって来ました。
いつもとは違う人です。担当者が変わったようです。弊社の女性スタッフが
説明してます。そのお兄さんの話しによると「6月にバックボーンネットワークの
構成を変更した」とのことです。もちろんこの話しは聞いていません。
さらに「データセンター内で大口顧客と一般顧客のネットワークを分けた」と…
以前から不思議だったのですが、弊社のデータセンターがある場所は
欧米のビック企業も利用しています。ネットワークトラブルは絶対許されません。
この話しを聞いて納得しました。ようするにVIPサービスというやつです。

弊社の女性スタッフがいつもと様子が違います。何がって…いつもなら非常に
攻撃的な口調で抗議するのですが、今回は…「困ってるの~ぉ」
「どうしょ~ぉ」とかチョットぶりっ子入っています。
寒いです…データセンターの空調が…

この対応(作戦)が効いたのかお兄さんが、御社のネットワークはトラブルが
無いので…ということで何と「大口顧客用のネットワーク」へ切り替えても
良いとのお言葉を頂戴いたしました。

長くなりそうですので続きは次回お届けします。


■ あとがき

日中間のネットワークが遅くお困りでしたらご相談ください。

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