中国の電源事情について
中国国内の電圧は220ポルトで周波数は50ヘルツです。
日本は100ポルトなので、日本で使用している電器製品を使うには
変圧器が必要です。ただし最近の電器製品は100~240Vに対応しているものが
多いのでそのまま使えますが接続前には必ず確認しましょう。
ホテルによってはシェーバー用に110ポルトのコンセントがあります。
変圧器と聞くと重たいという印象ですが、小型の電器製品1つだけ接続する
のであれば小さなアダプタくらいの大きさの変圧器が1000円以下で売っています。
お店で「変圧器ありますか?」と聞いたらアダプタが出てきたので「違う」と
言ったら店員に「これが変圧器だ」と言われました。よくよく見ると変圧器でした。
軽くて便利ですが、ちょっと不安です。壊れては困るものであれば
ちゃんとした変圧器を買いましょう。
コンセントの形状には「Aタイプ」「Oタイプ」「BFタイプ」があります。
文書では形状を表現できませんが、「Aタイプ」が日本と同じタイプで
「Oタイプ」と「BFタイプ」3つ穴があるタイプで日本にはありません。
上海では「Aタイプ」と「Oタイプ」が一般的です。
変換タップ1つあるとたいていどこでも使えます。
コンセントの数が足りない場合に使う電源タップ(OAタップ?)ですが、
たいてい電源ON/OFFのスイッチが付いています。少し高いものだと
ヒューズが付いており過電流が流れても保護するようになってます。
オフィスで何度か漏電したことがありますがヒューズがとんだだけで
機器には異常ありませんでした…が当然ブレーカーが落ちました。
ビルによっては電圧が不安定なところもあります。
たまにUPSから「カチッ」という音が聞こえます。これは一瞬バッテリーに
切り替わった時の音です。停電トラブルは今まで経験したことがありませんが
場所によっては電圧が不安定であるようです。PCにもUPSを接続したほうが安心です。
コンセントを差し込む時に青い火花が散ることがよくあります。
最初は驚きましたが慣れると気になりません。
逆に火花が出ないと「アレッ電源きてるかな…」と疑ってしまいます。
中国人の話しによると「感電死するから火花には触れるな」とのことです。
確かに220ボルトでは危険です。
■ あとがき
いかがでしたでしょうか?日本では漏電やコンセンの形状を気にすることは
あまりありませんが、上海では特にPCなどの精密機器には注意が必要です。
PCの故障原因の一番が電源とのことです。
次回は「上海でのパソコン事情について」をお届けします。
配信は2003/03/01を予定しております…明日です。