2003年11月01日
ADSLのトラブル
今回は上海でのADSLトラブルについてお届けします。
ADSLは一般的に交換局からの距離やノイズなどによって
思ったほどスピードが出ないとか切断されるなどのトラブルが
発生する可能性が高いようですが、上海ではそれ以外にも
原因不明のトラブルが発生します。
上海近郊のあるお客様の工場でADSLが接続と切断を
繰り返し結局、インターネットが使えなくなるという現象が
2週続けて発生した時のことです。原因を調査していたところ
朝と夕方のトラフィックが増える時間帯にトラブルが
頻発していることがわかりました。ルータのログにもはっきり
記録が残っていますので電信局へ問い合わせて
みることにしました。
[弊社]
ADSLに何か障害が発生していませんか?
[電信局]
場所は?
[弊社]
○○です。
[電信局]
問題ありません。
[弊社]
ルータを調べたところ○時○分にADSLが切断されたのですが、
原因を調べて頂けませんか?
[電信局]
担当者に伝えておきます。
[弊社]
いつ回答を頂けますか?
[電信局]
明日の朝、担当者から連絡させます。
即答ではないんです。とにかく待つしかありません。
原因調査より復旧が優先ですのでルータを
再起動することにしました。すると復旧しました。
そして1週間後....またトラブル発生です。
ログには前回と同じエラーが記録されています。
電信局に電話しましたが以前と同じ対応でしたので
とにかく弊社の社員と2人で現場へ行くことにしました。
そして何度も電信局へ電話しようやく電信局から担当者が
来ることになりました。来ました...2人。一人は若い技術者です。
とてもクセがありそうな感じです。そしてもう一人は...
コワそうです...いや、コワイです。トラブル対応のために
雇われている怖いお兄さんといった感じです。
さっそく電信局の2人に状況を説明しました...聞いてません。
ログを見せても...見ていません。とにかく電信局は悪くないと
言い張ります。電信局の技術者に回線を調べてとお願い
したところ...PCを接続して調べています。(違うって)もっと
スゴイ機械で調べてくれるのかと思っていたのですが...
しまいには「あんたが設置した機械が悪いんだろう!」
と言い出しました。とうとう弊社の社員と電信局の
コワ~イお兄さんと口喧嘩になりました。ものスゴイ早口です。
声もデカイです。そして怖いです。誰がって...
弊社の社員(女性)が...完全にキレてます。スゴイです。
私が弊社の社員に「もういいから別の方法を検討しよう」と
言うと「うるさい!あなたは黙っていなさい!」と
怒られてしまいました。そう言われて私は...「はい」の
一言しか言えませんでした。
30分ほどたっても解決しないようです。
結局、電信局は何も悪くないと言い張るだけで帰って
しまいました。これではまた障害が発生する可能性が
ありますので困ってしまいました。そこで色々考えました。
発想を変えADSLは切れるものという考えでルータに障害を
検知し再接続する設定を追加しました。元々、ADSLの接続が
が切断されたら自動で再接続するようにはなっていましたが、
さらに機能を追加しました。弊社が設置したルータというのは
市販されているブロードバンドルータではなく自社で
カスタマイズしたものでファイアウォールやVPN,帯域制御などの
機能もあります。一般のルータでは出来ないことも
出来てしまいます。特に中国では普通では考えられない
障害にも遭遇しますので自社でカスタマイズ出来るのは
強みです。最近、インターネット回線に関するトラブルについて
相談を受けます。色々な会社に問い合わせても解決出来ない
という内容です。そういう時はまず「弊社のルータを
導入すれば大丈夫!」ではなく「まずはインターネット回線に
トラブルが発生しても業務を継続できるような仕組みが
必要です!」と回答してます。
ルータの設定変更とテストが終わったので会社へ戻ることに
しました。そして...帰りのタクシでの弊社社員の一言
「あ~喧嘩出来てスッキリした」だそうです。
中国でのトラブル対応事例でした。
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■ あとがき
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先日、日本から上海へ入国の時、荷物検査で引っかかってしまいました。
カバンにはPCのパーツを沢山つめていますピンチです。
次回の配信は2003/12/01を予定しております。
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